「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

「日本人初の世界ミドル級王者」竹原慎二②

WBA世界ミドル級王者。東洋太平洋王座を懸けた戦い「vs. 李成天(初戦)」「vs. ニコ・トリリ」「vs. ノリ・デ・グイア(ノンタイトル戦)」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

竹原慎二 12R KO 李成天
東洋太平洋ミドル級王座決定戦、1993年)

(ダウンシーン)
12R:右フックで李がダウン
(感想:竹原がタイトル獲得。日本ミドル級王座を返上した竹原。次のレベルに挑戦。身長差がある二人。長身の竹原。李はガッチリ型。竹原が左ジャブ、コンビネーション。李は接近してフック連打。前に出る李、応戦する竹原。7R以降、李のフックがヒットするなど、李が押し気味の展開。12R、連打からの右フックで李がダウン、KO。李は攻撃のリズムは良くなかったが、異常にタフでねちっこかった。竹原はジャブを多く出し、思い切りの良い右ストレートには伸びとパワーがあった。)

竹原慎二 6R TKO ニコ・トリリ
東洋太平洋ミドル級タイトル戦、1993年)

(ダウンシーン)
2R:左フックでトリリがダウン
(感想:竹原がタイトル防衛。トリリはインドネシアの選手。動きは速くないが、右ストレートを踏み込んで打ち、左右フックはなかなかパワフル。竹原はパワーを込めた打ち方でジャブ、コンビネーション。2R、攻めるトリリだが左フックでダウン。3R、トリリがフック連打で反撃。接近戦での打ち合い。6R、連打を浴びたトリリがキズのドクターチェック。さらに連打でレフェリーストップ。トリリはタフだったが、キズで勝負がついた。竹原は日本王者時代とは違ってパワーを意識したボクシング。長いストレート、フックを叩き込むスタイル。力んでパンチを食うシーンもあった。)

竹原慎二 1R KO ノリ・デ・グイア
(ミドル級戦、1994年)

(ダウンシーン)
1R:右フックでグイアがダウン
(感想:東洋王者の竹原がノンタイトル戦。グイアはフィリピンのJ・ミドル級5位。これまで12勝(11KO)8敗。竹原は17戦全勝(14KO)。竹原はいつものようにジャブ、ストレート。グイアは右ストレート、接近してフックを打つが、あまり器用ではない印象。右アッパーからの右フックでグイアがうつ伏せにダウン、KO。長身の竹原が低い姿勢になった相手にアッパーをかまして楽勝。こういうレベルの相手と試合するのは時間の無駄、という気もした一戦だった。)

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