「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

80年代の日本王者(J・フェザー~ライト級)

王者一覧と選手の解説です。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」
----------------
J・フェザー級
①岩本弘行(1979年9月4日 - 1980年7月6日)
(テクニシャンタイプ。左が器用な選手だった)
②安藤文治(1980年7月6日 - 1980年10月15日)
③岩本弘行(2期目:1980年10月15日 - 1983年11月29日)
六車卓也    大阪帝拳    1983年11月29日 - 1986年12月(返上))
(「大阪帝拳」ジム所属。辰吉丈一郎の先輩にあたる。「エンドレス」な連打でWBA世界バンタム級王座獲得。勝てなかったが、ウィルフレド・バスケス、ファン・ホセ・エストラーダとの激闘はボクシング史に残る試合となった)    
⑤マーク堀越(1987年1月16日 - 1989年1月22日)
(攻撃型の選手。パワーはあったが、ディフェンスとタフネスに欠けるところがあった)
⑥高橋ナオト(1989年1月22日 - 1989年11月14日(返上))
----------------
フェザー級
①スパイダー根本(1977年9月18日 - 1982年1月26日)
(この王座を通算で14度防衛。エルネスト・マルセル、エウセビオ・ペドロサが持っていた時のWBA世界フェザー級王座に挑戦したが、いずれも敗北。タフだったが、テクニックで負けた)
②友伸ナプニ(1982年1月26日 - 1982年5月27日)
③スパイダー根本(2期目:1982年5月27日 - 1982年9月30日(返上))
④田中敏之(五代登)(1982年11月8日 - 1983年1月12日)
(バランスの良い選手。日本王座を三階級制覇)
⑤来馬英二郎(1983年1月12日 - 1983年11月1日)
小林裕幸(1983年11月1日 - 1984年3月24日)
⑦来馬英二郎(2期目:1984年3月24日 - 1984年12月4日)
小林裕幸(2期目:1984年12月4日 - 1985年5月13日)
⑨久弘達成(1985年5月13日 - 1985年8月23日)
⑩来馬英二郎(3期目:1985年8月23日 - 1985年11月28日    )
⑪チバ・アルレドンド(1985年11月28日 - 1986年2月25日)
(スラリとした体型から繰り出すジャブが武器のテクシシャンタイプ。良い選手ではあったが、パワーにやや欠ける印象。兄弟のリカルド、レネは世界王者になった)
⑫杉谷満(1986年2月25日 - 1986年8月24日)
(アントニオ・エスパラゴサのWBA世界フェザー級王座に挑戦したがKO負け。日本を代表するフェザー級だったが、エスパラゴサは超一流の王者だった)
⑬来馬英二郎(4期目:1986年8月24日 - 1986年12月(返上))
⑭杉谷満(1987年1月12日 - 1987年6月22日(剥奪))
⑮杉谷満(2期目:1987年8月17日 - 1989年1月12日(返上))
⑯淺川誠二(1989年2月11日 - 1990年11月16日)
(攻撃力は見事なもの。しかし、打たれ脆さが。朴永均、エロイ・ロハスが持っていた時のWBA世界フェザー級王座に挑戦したが、いずれもKO負け)
-----------------
J・ライト級
上原康恒(2期目:1976年7月29日 - 1981年3月16日(返上))
アメリカのデトロイトでサムエル・セラノをKOしてWBA世界J・ライト級王座を獲得。しかし、リターンマッチで敗北。セラノをKOしたパンチは実に豪快だった
友成光(1981年3月19日 - 1981年10月5日(返上))
(ジャブ、ストレート、連打を巧みに使う選手。サムエル・セラノのWBA世界J・ライト級王座に挑戦してTKO負け。後に尾崎富士雄をKOして日本ライト級王座も獲得)
③安里義光(1981年10月6日 - 1983年11月14日(返上))
(キレイなジャブ、ストレートを打つ選手。実力派だった)
④イサヤ・イコニ(1983年11月14日 - 1985年(剥奪))
(アフリカ出身。バネのある体でパワーボクシング。攻撃重視のため、ディフェンスが甘いところも。CTスキャン検査により引退)
田中健友(五代登)(1986年2月25日 - 1986年12月9日)
⑥ウルフ佐藤(1986年12月9日 - 1987年2月10日)
(器用さに欠ける選手であったが、右フックで王座獲得)
⑦タイガー道上(1987年2月10日 - 1987年3月26日)
(器用さには欠けていたが、なかなかのタフ男だった)
⑧今井房男(1987年3月26日 - 1988年2月16日)
⑨高城正宏(1988年2月16日 - 1989年1月9日)
⑩赤城武幸(1989年1月9日 - 1990年1月8日)
(アマチュアからプロ入り。端正なボクシングで連戦連勝だったが、古城賢一郎に判定負け。その後、渡辺雄二にKO負け。キレイなボクシングをする男だったが、真っ直ぐ攻めるクセが災いした)
-----------------
ライト級
①バトルホーク風間(1979年7月6日 - 1981年10月8日)
(サムエル・セラノのWBA世界J・ライト級王座に挑戦したがTKO負け)
②成田城健(1981年10月8日 - 1982年8月6日)
(振りが大きいパンチが武器。隙が多いスタイルであったため、敗北が多い選手だった)
③尾崎富士雄(1982年8月6日 - 1983年6月3日)
(後に日本ウェルター級王座も獲得して、二度、WBA世界ウェルター級王座に挑戦。マーロン・スターリングには善戦したが、マーク・ブリーランドには差を見せつけられて完敗。いい試合をやるときもあれば、意外なほどサエない負け方をすることも)
④シャイアン山本(1983年6月3日 - 1983年9月3日)
(基本に忠実なボクシングで尾崎富士雄から判定で王座奪取)
⑤尾崎富士雄(2期目:1983年9月3日 - 1983年12月2日)
友成光(1983年12月2日 - 1984年12月2日)
浜田剛史1984年12月2日 - 1985年5月11日(返上))
⑧シャイアン山本(2期目:1985年6月4日 - 1987年1月22日)
⑨大友厳(1987年1月22日 - 1989年2月13日)
(ひたすら前進してフック攻撃する男。時折良いパンチを打つため、不器用ながらもタイトルを防衛し続けた。)
五代登(1989年2月13日 - 1989年8月12日)
⑪中野猛仁(1989年8月12日 - 1990年3月21日)
(日本王座三階級制覇の五代を2RでKO。速いジャブと長いパンチが武器。ラストファイトでは1RでのKOでグッシー・ナザロフに敗北)

----------------------------- A8 net広告