日本Ｊ・フェザー級王者。パワーで日本王座を獲得・防衛。「vs. 飯泉健二」、日本タイトル戦「vs. ランボー平良」「vs. 高橋武雄」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ：聖龍拳」
①飯泉健二 7R TKO マーク堀越
（フェザー級戦、1986年）
（ダウンシーン）
7R：左ストレートでマークがスタンディングダウン
（感想：アメリカ軍人のマーク。日本Ｊ・フェザー級２位で、これまで7戦全勝（5KO）。飯泉はフェザー級６位で8勝（7KO）1敗。共にジャブ。サウスポーの飯泉はディフェンスしながら左ストレート、右フック。マークは力強い連打を見せ、時折右ストレートをヒットさせるが、真っ直ぐ攻めたところにパンチを食う。7R、左ストレートでマークがスタンディングカウントを取られる。最後は連打を浴びてレフェリーストップ、初黒星。攻撃力はあったマーク。しかしながら、打たれ弱さとディフェンスの甘さを露呈。ディフェンスができる相手に攻撃一辺倒なスタイルは通用しない。）
②マーク堀越 2R KO ランボー平良
（日本Ｊ・フェザー級タイトル戦、1987年）
（ダウンシーン）
1R：右ストレートで平良がダウン
2R：右ストレートで平良が２度のスタンディングダウン、左フックでダウン
（感想：マークがタイトル防衛。王座決定戦でタイトルを獲得したマーク。これまで11勝（8KO）1敗。日本９位の平良は6勝（6KO）4敗3分。なぜ「ランボー」なのかは知らないが、腕っぷしに自信がありそうな戦績。マークはやや左のガードを下げてジャブ。平良は右ストレートを狙い、接近戦では大振りのフック。1Rのダウン。2Rに三度のダウン。特に最後のダウンの左フックは強烈で、平良は前のめりに倒れて失神。セコンドが投入したタオルがレフェリーの肩にのっかった。平良は頑張って攻めたがディフェンスができていなかった。マークはパンチと動きにスピードがあり、隙がある平良を問題にしなかった。）
③マーク堀越 3R KO 高橋武雄
（日本Ｊ・フェザー級タイトル戦、1988年）
（ダウンシーン）
3R：右ストレートで高橋がダウン
（感想：マークがタイトル防衛。挑戦者の高橋。ジャブ連打、ワンツー、左フック。マークはジャブ、接近戦ではパワフルなフック攻撃。攻める高橋だがパワーではマークが上か。3R終了間際、強烈な右ストレートで高橋がダウン。立ったがカウントアウト。マークが攻撃力で勝利。四度目の防衛成功。後、七度目の防衛戦で高橋ナオトにKO負けして王座陥落。帰国してアメリカでもリングに上がったが５連敗を喫して引退。強い選手ではあったが、ディフェンスとタフネスに問題があった。若くして亡くなったのは残念。）
