「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

「高速ジャブ」亀田和毅①

WBO世界バンタム級WBC世界スーパーバンタム級暫定王者。世界王者になる前の試合「vs. ピチットチャイ」「vs. ネイサン・ボルシオ」「vs. エデュアルド・ガルシア」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

亀田和毅 3R TKO ピチットチャイ・ツインズジム
バンタム級戦、2010年)

(ダウンシーン)
2R:右ストレート、連打で2度、ピチットチャイがダウン
3R:連打、左ボディフックで2度、ピチットチャイがダウン
(感想:亀田は亀田三兄弟の三男。これまで16連勝(11KO)。メキシコで武者修行をし、WBC中央アメリバンタム級王座、WBCカリブ海バンタム級王座、WBCインターコンチネンタルスーパーバンタム級ユース王座、WBCバンタム級ユース王座を獲得している。タイのピチットチャイは18勝(11KO)11敗。亀田が「八」の字の構えからジャブ、右フック、左ボディ打ち。サウスポーのピチットチャイは距離を取ってジャブ、左ストレート。「猫パンチ」のように連打する亀田。2R、3Rに計四度のダウンを奪って最後は連打でレフェリーストップ勝ち。回転の速いパンチで亀田が圧勝。亀田の「猫パンチ」は一見ユーモラスな雰囲気もあったが、その速い連打の合間に入れる右ストレート、左フックはなかなか良いパンチだった。)

亀田和毅 10R 判定 ネイサン・ボルシオ
バンタム級戦、2011年)

(感想:亀田はこれまで18連勝(12KO)。フィリピンのボルシオは10勝(4KO)2敗1分、とパッとしない戦績ではあるが、直前の試合ではWBCのユース王座(スーパーフライ級)を獲得している。共にジャブ&ブロック。パンチのスピードは亀田。意外にディフェンスが巧いボルシオは打ち返すが、パンチが軽い。6R、亀田が右ストレート、左ボディ打ちで優勢。10R終了。判定は大差の3-0。亀田が細かい連打と右パンチで勝利。倒せなかったのは残念だが、ボルシオはしぶというえにガードが堅めだった。)

亀田和毅 7R KO エデュアルド・ガルシア
バンタム級戦、2011年)

(ダウンシーン)
7R:連打でガルシアがダウン
(感想:全勝を続ける亀田。バンタム級WBAWBC共に7位にランクされている。これまで21勝(9KO)6敗1分のガルシアはメキシカン。名城信男の持つWBA世界スーパーフライ級王座への挑戦は判定負けに終わったが、IBFインター・バンタム級王座を獲得している。亀田が左のガードを下げたりしながらジャブ、ボディ攻撃。慎重な構えのガルシアはジャブを連打し、ワンツー、左フック。丁寧なワンツーを打つガルシアだが、動きのスピードでは亀田が上。4R、激しい打ち合い。ガルシアの右フックがヒット。5R、ボディを攻める亀田、左右フックで応戦するガルシア。7R、ロープ際で亀田が高速連打。沈むようにダウンしたガルシアは立てず、KO。亀田がスピードで勝利。ガルシアは良いパンチを打っていたが、動きにキレがなかった。最後の連打での結末もややあっけなかった印象。コンディションが良くなかったのか、これが彼のいつもの戦いぶりなのかは不明。)

この続きはcodocで購入
----------------------------- A8 net広告