「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

「高速ジャブ」亀田和毅②

WBO世界バンタム級WBC世界スーパーバンタム級暫定王者WBO戦「vs. パウルス・アムブンダ」「vs. イマヌエル・ナイジャラ」「vs. プンルアン・ソーシンユー」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

亀田和毅 12R 判定 パウルス・アムブンダ
WBO世界バンタム級タイトル戦、2013年)

(感想:亀田がタイトル獲得。フィリピン・セブで行われた試合。亀田はこれまで27連勝(18KO)。王者のアムブンダはナミビアの選手で20戦全勝(10KO)。全勝対決。亀田はピンクのグローブ(アムブンダは赤)。速いジャブ連打、右ストレート、左ボディ打ち。アムブンダはブロックしながら前進し、速いジャブ。攻めるアムブンダ。良いパンチを打っているが攻撃が単発なため、ディフェンスされてしまう。互いにボディ攻め。亀田が左ボディフック連打(8R、11R、ほか)。判定は3-0。アムブンダが最後まで前に出続けたように亀田が相手を圧倒したわけではないが、ハンドスピード、左ボディ打ち、ディフェンスで亀田が勝利。アムブンダは一発ずつパワーを込めるためコンビネーションできない欠点があった。)

亀田和毅 12R 判定 イマヌエル・ナイジャラ
WBO世界バンタム級タイトル戦、2013年)

(感想:亀田がタイトル防衛。ナイジャラはWBO6位でこれまで無敗。アムブンダと同じナミビアの選手。IBFのインター・バンタム級タイトルを獲得している。スラリとした体型でボディが細いナイジャラ。ガードしながら長いリーチでジャブ、ワンツー、振りが大きめの左フック。亀田はジャブ、左ボディ攻撃。良いパンチを持っている優秀なナイジャラだが、攻められると下がってしまい、攻めるときもKOを狙うような激しさはあまりない。高速ジャブ、左ボディでポイント上、亀田が優勢。判定は大差の3-0。亀田が攻める姿勢、左パンチで勝利。ナイジャラはキレイなボクシングをしていたが、アフリカの選手にありがちな「(テクニックが主体の)好戦的ではない試合ぶり」。後、WBOのインター王座を獲得したが、世界王座は獲れなかった。)

亀田和毅 12R 判定 プンルアン・ソーシンユー
WBO世界バンタム級タイトル戦、2014年)

(ダウンシーン)
7R:左ボディでプンルアンがダウン
(感想:亀田がタイトル防衛。かつてこの王座を持っていたプンルアン。これまで46勝(31KO)2敗。アムブンダに判定で奪われた王座をアムブンダを破った亀田から取り戻すことができるかどうか。亀田はジムが活動停止となったことにより、海外での試合となった(ラスベガス「MGM Grand」)。共にジャブ。フットワークで距離を取ろうとする亀田。プンルアンはジリジリと距離を詰めてボディ攻撃。速いワンツー、連打を打つ亀田だが、4Rに右フックを食ってピンチ。7R、それまで足を使っていた亀田が接近戦。左フックからの左ボディでプンルアンがダウン。ワンパンチKO。攻めていたプンルアンがボディ一撃で撃沈。相手のレベル、世界戦でのKO防衛ということでこれがおそらく亀田のベストファイトと思われる。足を使い続けて消極的だと思われた亀田だが、中盤に攻勢。どうやらプンルアンが疲れを見せるのを待っていたようだ。)

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