「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

「連打のサウスポー」長谷川穂積③

WBC王座で三階級制覇。バンタム級王座を連続防衛。そして・・・。「vs. ネストール・ロチャ」「vs. アルバロ・ペレス」「vs. フェルナンド・モンティエル」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

長谷川穂積 1R TKO ネストール・ロチャ
WBC世界バンタム級タイトル戦、2009年)

(ダウンシーン)
1R:右フック、連打で2度、ロチャがダウン
(感想:長谷川がタイトル防衛。王者、長谷川はこれまで26勝(10KO)2敗。ロチャはWBC4位。アメリカの選手で21勝(7KO)1敗。共にジャブ。ワンツーでプレッシャーをかける長谷川。左ストレートからの右フックでロチャがダウン。さらに連打で二度目のダウン。立ったがふらついており、ストップされた。挑戦者にほぼ何もさせなかった長谷川。最初のダウンを奪った右フックは芸術的で、実に素晴らしいキレとタイミングの良さがあった。)

長谷川穂積 4R KO アルバロ・ペレス
WBC世界バンタム級タイトル戦、2009年)

(ダウンシーン)
4R:左ストレートでペレスがダウン
(感想:長谷川がタイトル防衛。WBC9位のペレスはニカラグアの選手。これまで18勝(12KO)1敗1分3NC。共にサウスポー。ペレスが左ストレートで先制攻撃。リズムを取りながらジャブ、左ストレート、大振りの左右フック、と気合いの入った攻撃。パンチをかわす身軽さもある。長谷川はワンツーが力強い。4R終わり頃、左フックを打とうとするペレスに左ストレート。前のめりにダウンしたペレスは立てなかった。長谷川が必殺の左ストレートで快勝。10度目の防衛成功。ペレスは勢いはあったが、モーションがその分大きく、隙があった。)

フェルナンド・モンティエル 4R TKO 長谷川穂積
WBC世界バンタム級タイトル戦、2010年)

(感想:WBO王者モンティエルがWBCタイトル獲得。当時、日本はWBOに加盟していなかったため(IBFも未加盟)、WBCタイトルのみがかけられた「事実上の王座統一戦」。連続KO防衛を続ける長谷川。勢いに乗って11連続防衛なるか、といったところ。メキシカンのモンティエルは40勝(30KO)2敗2分。長谷川がスピードを生かしたジャブと連打。モンティエルは一発を狙うかのように右ストレートと左フック。4R、強烈な左フックを食って後退した長谷川。モンティエルの獰猛な左右フックを浴びてレフェリーストップ。モンティエルのチャンスをつかんだときの爆発力が凄まじかった試合。長谷川は左フックを食うまではいつものような試合ぶりだったが、あっという間に終わってしまった。これまで安定的に王座を防衛し続けた長谷川。この後、階級を上げ、厳しい戦いが続く。)

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