「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

「連打のサウスポー」長谷川穂積④

WBC王座で三階級制覇。二階級制覇を目指す戦い&防衛戦。「vs. ファン・カルロス・ブルゴス」「vs. ジョニー・ゴンザレス」「vs. ヘナロ・カマルゴ」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

長谷川穂積 12R 判定 ファン・カルロス・ブルゴス
WBC世界フェザー級王座決定戦、2010年)

(感想:長谷川が二階級制覇。WBC2位の長谷川はこれまで28勝(12KO)3敗。試合の一ヶ月前に母を病気で亡くしている(長谷川の妻と同様、会場で息子の試合を観戦する彼女の姿はおなじみのシーンだった)。ブルゴスはWBC1位のメキシカンで25戦全勝(18KO)。長谷川が左ストレート&サウスポーのテクニック。KO率が高いブルゴスは長いストレート、振りが大きいフック。体格で勝っているブルゴスだが、サウスポーが苦手らしく、攻撃をディフェンスされてしまう。長谷川は7Rに左アッパーを喰ったり、8Rには出血したりしたが、思い切って打ち返す戦法。判定は3-0。長谷川がテクニックで勝利。ブルゴスはパワーはあったが、器用さに欠けた。後、ブルゴスはWBCのシルバー王座を獲得したりしたが、WBO世界スーパーフェザー級王座への挑戦は失敗。世界を獲得することはできなかった。)

ジョニー・ゴンザレス 4R TKO 長谷川穂積
WBC世界フェザー級タイトル戦、2011年)

(ダウンシーン)
4R:右フックで長谷川がダウン
(感想:ゴンサレスが二階級制覇。王者、長谷川の初防衛戦。スピードのあるジャブ、左ストレートを使う。元WBO世界バンタム級王者でこれまで47勝(41KO)7敗のメキシカン、ゴンサレスはゴツいパンチを打つ男。伸びるストレートと振りの大きい左フック。4R、強烈な右フックで長谷川がダウン。立ったが、足がフラついておりストップされた。ゴンサレスの動きのスピードはそれほど速くはなかったが、頑丈なコブシで正確に強打。「ここぞ」というときのパンチはなかなかの速さだった。)

長谷川穂積 1R TKO ヘナロ・カマルゴ
フェザー級戦、2013年)

(ダウンシーン)
1R:左フックで2度、カマルゴがダウン
(感想:三階級制覇を目指す長谷川。ゴンサレス戦後、三連勝。「世界前哨戦」として行われた試合。相手はメキシコ・スーパーバンタム級王者カマルゴ。これまで42勝(34KO)15敗のベテラン。長谷川は32勝(14KO)4敗。ワンツーを打つカマルゴだが、動きのスピードはあまり速くはない。コーナー付近で左フックを食ってカマルゴがダウン。さらに左フックで前のめりにダウン。二度目のダウンと同時にレフェリーストップ。長谷川がきびきびした動きで圧勝。スピードに差があった試合。そんな長谷川の次の試合はキコ・マルティネスの持つIBF世界スーパーバンタム級タイトルへの挑戦。)

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