「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

「正確なカウンターパンチ」井岡一翔⑤

四階級制覇王者。二度目の三階級制覇挑戦。「vs. フアン・カルロス・レベコ(初戦)」「vs. ロベルト・ドミンゴ・ソーサ」「vs. レベコ(再戦)」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

井岡一翔 12R 判定 フアン・カルロス・レベコ
WBA世界フライ級タイトル戦、2015年)

(感想:井岡が三階級制覇。これまで16勝(10KO)1敗の井岡。WBA3位として二度目の三階級制覇チャレンジ。35勝(19KO)1敗のレベコはアルゼンチンの選手で二階級制覇王者。井岡と同じWBA世界ライトフライ級王者であったこともあり、フライ級王座は八度防衛している。小柄なレベコ(身長157cm。井岡は165)。左のテクニックがあり、接近しての左右フックはなかなかパワフル。井岡はそんなフックをブロックしながらジャブ、コンビネーション、ボディ攻め。2R、井岡の左フックがヒットしてレベコがピンチ。その後は連打の迫力を見せるレベコ、右カウンターなど「隙を突く巧さ」を見せる井岡。パンチの正確さで井岡が若干勝っているような印象。判定は2-0。井岡が右カウンター、左フックで勝利。レベコはパワーとタフネスがあったが、ディフェンスされた。リング上では井岡の叔父・弘樹が喜びの表情。自身が達成できなかった三階級制覇を甥が果たした。)

井岡一翔 12R 判定 ロベルト・ドミンゴ・ソーサ
WBA世界フライ級タイトル戦、2015年)

(感想:井岡がタイトル初防衛。初防衛の相手はレベコと同じアルゼンチンのソーサ。WBA10位で、これまで26勝(14KO)2敗1分。WBAWBCの地域王座を獲得しているが、スーパーフライ級での世界挑戦は失敗に終わっている。井岡がジャブでプレッシャーをかけ、ボディ攻撃。ソーサは警戒しながらジャブを出し、右ストレート、左フックを思い切り良く打っていく。しかしながら、狙うような打ち方で、攻めのリズムがとぎれがち。井岡がディフェンスしながらジャブ、右カウンターで隙を突く。6R、井岡が得意の左ボディからの左フック。12Rには右ボディでソーサを後退させる。判定は大差の3-0。ソーサは最後まで力強かったが、流れるような攻撃ができなかったためブロックされてしまった。その後、世界を獲ることなくキャリアを終えた。)

井岡一翔 11R TKO フアン・カルロス・レベコ
WBA世界フライ級タイトル戦、2015年)

(ダウンシーン)
11R:ボディ連打でレベコがダウン
(感想:井岡がタイトル防衛。TBS恒例の年末ボクシングで行われたレベコ(WBA2位)との再戦。井岡が積極的。ジャブ、ワンツー、左フックで先手を取る。2R、井岡の右カウンターがヒット。4R、レベコが井岡のボディ攻撃、連打で後退。良いワンツー、振りの大きい左フックを使うレベコだが、井岡はディフェンス。9R、井岡が連打で優勢。11R、ボディへのカウンターが効いたレベコ。さらにボディ連打でダウン。立ったが、レフェリーストップ。レベコは決して弱くはなかったが、井岡は手数が多かった。その後、レベコはドニー・ニエテスのIBF世界フライ級王座に挑戦したが、王座返り咲きはならなかった。)

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