聖龍拳:ボクシング専門ブログ

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世界のボクシング:アメリカ編(1990年代:12)「聖龍拳:ボクシング専門ブログ」

「ドレイク・サージvs.ジョン・スカリー」「マーク・ラントンvs.マイク・シャヒド」「フレス・オケンドvs.ウェズリー・マーティン」「ウィルフリド・ルイスvs.エルドン・スニード」を紹介。

①ドレイク・サージ 7R TKO ジョン・スカリー
(IBOライトヘビー級タイトル戦、1998年8月)

サージ:左ジャブ、右ストレート、フック   
スカリー:左ジャブ、右ストレート、フック 
(感想:サージがタイトル防衛。王者サージはアフリカ・マラウイ共和国出身。マラウイでデビューし、主戦場をカナダに。これまで29勝(24KO)8敗1分。アルフレッド・コール、レスリー・スチュワート、アドルフォ・ワシントン、バージル・ヒル(WBA世界ライトヘビー級戦)といった実力者に負けてきたが、ジェームズ・トニーとの決定戦に勝利してIBO王座獲得。スカリー戦は初防衛戦となる。挑戦者スカリーはコネティカット州ハートフォード出身の白人で、37勝(21KO)8敗。マイケル・ナンとNABOスーパーミドル級王座、ヘンリー・マスケとIBF世界ライトヘビー級王座を争ったが敗北している。ボストンでの一戦。強そうな顔のサージ。ジャブ、ワンツー、右フックで前進。ただ、攻めるときのディフェンスが甘い印象。スカリーは足でリズムを取りながら距離を取ってジャブ。接近戦。ボディを叩くサージ。スカリーはブロックしながらフックで応戦し、時折サウスポーにチェンジ。相手のスタミナ切れを待つ作戦か? 7R、ロープ際でスカリーが右フックを連打されたところでレフェリーストップ。止められて怒るスカリー。終盤に追い上げる作戦だったようだが、その前に止められてしまった。サージはディフェンスに甘さがあったが、フック攻撃には迫力があった(特にボディ打ち)。その後の二人。スカリーは数試合やって引退。サージは次の試合でダリウス・ミハエルゾウスキーのWBO世界ライトヘビー級王座に挑戦してTKO負け。それが最後の試合となった。)

②マーク・ラントン 1R KO マイク・シャヒド
(ミドル級4回戦、1998年8月)

ラントン:左ジャブ、右ストレート、左フック   
シャヒド:左ジャブ、右ストレート 
(ダウンシーン)
1R:左フックでシャヒドがダウン
(感想:アメリカの若手対決。ラントンは個性的な経歴。11歳でボクシングを始め、陸軍に入隊。オリンピックを目指したが出場ならず。フロリダ州ペンサコーラに移住し、警官に。ロイ・ジョーンズとトレーニングしたらしく、ジョーンズに似た戦いぶり。シャヒドはアラバマ州の選手で、まだ勝ったことがない。ミシシッピ州トゥニカでの一戦。ロイ・ジョーンズばりの構えでジャブを連打するラントン。シャヒドはジャブで対抗するが、左フックでダウン。そのままKOとなった。実にあっけない結末だったが、KOパンチ自体は良いパンチだった。ラントンは結局、ボクサーとしては大成しなかったが、引退後、イラク戦争に従軍。シャヒドは次の試合も1Rで敗れて引退。)

③フレス・オケンド 1R TKO ウェズリー・マーティン
(ヘビー級6回戦、1998年9月)

オケンド:左ジャブ、右ストレート、フック   
マーティン:右ジャブ、左ストレート、右フック   
(ダウンシーン)
1R:右カウンター、右フックで2度、マーティンがダウン
(感想:オケンドはプエルトリコ・サンフアン出身でアメリカ国籍。これまで8戦全勝(6KO)。マーティンはテキサスの中堅で、9勝(5KO)12敗5分。マイアミでの一戦。サウスポーのマーティン。やや小柄で右ジャブ、左ストレート。オケンドは左を使いながら右を当てようとする。右がカウンターとなってマーティンがダウン。フィニッシュしようと荒っぽく攻めるオケンド。倒れまいとするマーティンがオケンドを押し倒す(この時、レフェリーは試合終了のような紛らわしいゼスチャー)。そして、右フックでマーティンが二度目のダウン。倒れると同時に試合を止めた。粗い攻めだったが、オケンドが圧勝。闘争本能の強さを見せた。マーティンは器用さがあったが、最初のダウンの右一発で事実上、試合終了だった。その後の二人。マーティンはジェームス・トニーにTKO負けするなど負けに負けて、通算戦績は16勝(9KO)51敗8分。オケンドはその後も勝ち続け、北米王座獲得。しかし、デビッド・ツゥアに初黒星。クリス・バードのIBF世界ヘビー級王座への挑戦は判定負け、ジョン・ルイスのWBA世界ヘビー級王座への挑戦はTKO負け、ルスラン・チャガエフと空位のWBA世界ヘビー級王座を争って判定負け。世界王座には手が届かなかった。)

④ウィルフリド・ルイス 4R TKO エルドン・スニード
(ライト級6回戦、1998年12月)

ルイス:左ジャブ、右ストレート、フック   
スニード:左ジャブ、右ストレート、フック 
(ダウンシーン)
4R:連打でスニードがスタンディングダウン
(感想:コロンビア・モンテリア出身のルイス。これまで25勝(19KO)4敗。WBCの地域王座(J・ライト級)を獲得したことがあるが、エンジェル・マンフレディとWBU王座(J・ライト級)、シェーン・モズリーとIBF王座(ライト級)を争ってそれぞれKO負けしている。ルイジアナ州のスニードは11勝(10KO)9敗1分。ヘスス・チャベスにKO負けをするなどの中堅どころで、タイトル戦の経験はナシ。マイアミでの一戦。ジャブを連打しながら距離を取るルイス。スニードは左フックからの右ストレート、フック連打。接近戦。共にパワーを込めた打ち方で、手数も多い打ち合い。パンチの振りが大きめのスニードはディフェンスに隙がある印象。4R、ルイスが連打。スニードがうずくまる体勢になり、スタンディングカウントを取られる。そのまま棄権するような形で試合終了。スニードは目を痛めたらしい。互いにパワフルだった好試合。ディフェンスで差がついた。ルイスは右ストレート、左ボディフックが特に良かった。その後の二人。スニードは負けが多いキャリア。ルイスはNABOのライト級王座に挑戦してKO負け。良い選手だったが、結局、世界王者にはなれなかった。)

①「IBO Light Heavyweight Title
Drake Thadzi vs. John Scully」
②「Middleweight 
Mark Lanton vs. Mike Shahid」
③「Heavyweight 
Fres Oquendo vs. Wesley Martin」
④「Lightweight 
Wilfrido Ruiz vs. Eldon Sneed」
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