「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

「ディフェンスが巧いサウスポー」松本好二② 

日本フェザー級王座(三度)、東洋太平洋フェザー級王座を獲得。王座戦「vs. 玉崎義和(初戦)」「vs. 朴永均(WBA世界フェザー級戦)」「vs. 玉置厚司(初戦)」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

松本好二 10R 判定 玉崎義和
(日本フェザー級王座決定戦、1992年)

(感想:松本がタイトル獲得。日本1位の松本はこれまで9勝(4KO)2敗1分。2位の玉崎は14勝(5KO)2敗4分。松本はいつものようにガードを上げてジャブ、左ストレート、右フック。玉崎はジャブ、ワンツー、左フックで攻める姿勢。右ストレートを狙う玉崎。松本はディフェンス、接近戦でのボディ打ち。3Rに得意の右ストレートを決めた玉崎だが、攻撃に隙が。接戦のまま最終ラウンド終了。玉崎は自身の勝ちを確信しているような雰囲気。判定は3-0。玉崎はよく攻めたが、松本がガードの隙を突く攻撃で勝利。ディフェンスに差があった。)

朴永均 11R KO 松本好二
WBA世界フェザー級タイトル戦、1992年)

(ダウンシーン)
2R:右フックで松本がダウン
9R:連打で松本がダウン
11R:連打で松本がダウン
(感想:朴がタイトル防衛。WBA10位の松本が韓国で世界挑戦。王者の朴は突貫ファイター。頭を低くダッキングしながら右ストレート、左右フックでひたすら前進。松本はブロックしながらジャブ、左ストレートでカウンターを狙う。接近戦では互いにフック攻撃。2R、連打からの右フックで松本がダウン。ひたすら攻める朴の右ストレート、右ボディ打ちが有効。松本はしのぐのが精一杯といった状況。9R、連打で松本がダウン。11R、連打でコーナーに追い詰められた松本がダウン。ダウンと同時にレフェリーは試合を止めた。朴がラッシングパワーで勝利。松本が得意の右フックを決めるシーンもあったが、タフな朴は全くひるまなかった。)

松本好二 10R 判定 玉置厚司
(日本フェザー級タイトル戦、1992年)

(感想:松本がタイトル防衛。朴に負けた再起戦。ゴング前、松本はベルトを観客に披露するがポロリと落下(不吉な前兆?)。挑戦者、玉置は日本2位でこれまで15勝(4KO)3敗3分。ややアップライトな姿勢から速いジャブ、右ストレート、左フック。松本は朴戦の反省からか左ストレートで攻める姿勢を見せる。玉置はスピードがある良い選手ではあるが、攻撃をブロックされ、攻められると自分から下がってしまう。判定は3-0。松本が左ストレートで勝利。玉置は攻めるパワーに欠けていた。)

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