「日本ボクシング専門ブログ：聖龍拳」「ピエール・フォンテイン vs. 小松岳文」「塩見真司 vs. 須田敏弘（新人王決定戦）」「日内地勇一 vs. 田村知範（新人王決定戦）」を紹介します。
①ピエール・フォンテイン 6R 判定 小松岳文
（Ｊ・ライト級戦、年）
（感想：アメリカのフォンテイン。これまで5勝（5KO）1敗。スリムな体型。目標は世界王者、とのこと。小松は3勝（1KO）1敗1分。接近戦。フォンテインがシャープなパンチでやや優勢。判定でフォンテイン。両者の記録が見つからないため、どんなキャリアだったのかは不明。）
②塩見真司 6R KO 須田敏弘
（1988年度全日本ウェルター級新人王決定戦、1989年）
（ダウンシーン）
6R：右フックで須田がダウン
（感想：塩見が全日本新人王獲得。西の塩見はこれまで9連勝（8KO）。東の須田は5連勝（4KO）。攻める須田。右ストレート、接近戦では左右フック。サウスポーの塩見は左で応戦。出血する塩見。須田の右ストレートがヒットする。6R、フック連打からの右フックで須田がダウン。立てず、KO。塩見がキレイなKO勝ち。サウスポーが得意とする右フックがパワフルだった。須田はポイント的には優勢だったと思うが一発でやられてしまった。ディフェンスが甘かったか。後、塩見は上山仁の日本Ｊ・ミドル級王座、チョン・ヨンキルの東洋太平洋Ｊ・ミドル級王座に挑戦したが、いずれもKO負けで引退。須田は王座に挑戦することはできなかった。）
③日内地勇一 4R KO 田村知範
（1989年度全日本フライ級新人王決定戦、1990年）
（ダウンシーン）
4R：左フックで２度、田村がダウン
（感想：日内地が全日本新人王獲得。西の日内地はこれまで5勝（2KO）1敗1分。東の田村は8勝（7KO）1敗。似たタイプの二人。フットワーク＆ジャブ。田村がワンツー、左ボディ打ちで攻める。日内地はジャブで応戦。接近戦では共に力強い打ち方。4R、左フックで田村がダウン。さらに連打からの左フックでダウンし、試合終了。一撃で事実上決まった試合。活きのいい攻めをしていた田村が倒されるという、なかなかショッキングなKOシーン。田村にはやや油断があったか。新人王を獲得した日内地だが、その後は勝ったり負けたりを繰り返し、王座への挑戦はならず。田村は日本フライ級王座獲得。李炯哲（鬼塚勝也を下した男）の持つWBA世界Ｊ・バンタム級王座への挑戦はTKO負け。それがラストファイトとなった。）
