「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

平成のボクシング⑦(石井広三、久高寛之、萬田千晴、河野公平)

「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」「石井広三 vs. ディノ・オリベッティ東洋太平洋王座戦)」「久高寛之 vs. 萬田千晴(新人王決定戦)」「河野公平 vs. エデン・ソンソナ(東洋太平洋王座戦)」を紹介します。

石井広三 1R KO ディノ・オリベッティ
東洋太平洋スーパーバンタム級王座決定戦、1999年)

(ダウンシーン)
1R:左フック、右フックで2度、オリベッティがダウン
(感想:石井がタイトル獲得。ハードパンチャーの石井。WBAバンタム級8位、WBCスーパーバンタム級7位。これまで20勝(13KO)1敗。オリベッティは東洋1位でフィリピンのスーパーバンタム級王者。19勝(8KO)6敗。共にジャブ。力強い左フックを振るうオリベッティだが、逆に左フックでダウン。立ったが、今度は右フックで二度目。ダウンと同時にレフェリーが試合をストップしたほど強烈なKOだった。石井が実にパワフルだった試合。パンチにはキレもあった。後、石井は三度世界挑戦したが全て敗北。若くして事故死。世界王者になってもおかしくないパワーの持ち主だった。)

久高寛之 6R KO 萬田千晴
(西日本フライ級新人王決定戦、2004年)

(感想:久高が西日本新人王獲得。久高はなかなか良い選手。ジャブ、右ストレートを基本とし、パワーがありそうな速射砲のような連打。萬田もジャブを使いながら思い切った右ストレート。攻めの姿勢の萬田。ワンツーなどで応戦する久高。5R、久高が連打する。判定は3-0。どちらも強いパンチを持っていたが、まとめて打つ分、久高の方がポイント的に有利だったか。後、久高は日本スーパーフライ級王座を獲得したが、世界王座は獲得ならず。)

河野公平 12R 判定 エデン・ソンソナ
東洋太平洋スーパーフライ級王座決定戦、2007年)

(ダウンシーン)
1R:左ストレートで河野がダウン
(感想:河野がタイトル獲得。日本スーパーフライ王者の河野はこれまで19勝(7KO)3敗。WBA4位、WBC6位。フィリピンのスーパーフライ王者ソンソナは東洋1位で14勝(2KO)1敗。ナショナル王者同士による王座決定戦。共にジャブ、ストレート。河野が攻めたところ左ストレートでダウン。その後も攻める河野は右ストレートを狙う。サウスポーのソンソナはジャブをよく使い、ワンツー、左ストレートからの右フックといったコンビネーション。時折、河野の右ストレート、左フックがヒット。判定は2-1。共に手数が多く、テンポよく速いパンチを打ち合った。映像ではジャブが多かったソンソナの方が見栄えが良かった。採点が割れたのは、リングサイドで観戦しても評価しづらい接近した内容だったからだと思われる。後に河野は挫折しながらもWBA世界スーパーフライ級王座を二度獲得。)

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