「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

平成のボクシング⑥(中沼正樹、福本義弘、北島桃太郎、ユタポン前田、守部厚希、安田幸治)

「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」「中沼正樹 vs. 福本義弘(新人王決定戦)」「北島桃太郎 vs. ユタポン前田(新人王決定戦)」「守部厚希 vs. 安田幸治(日本J・バンタム級王座決定戦)」を紹介します。

中沼正樹 2R KO 福本義弘
(1995年度全日本J・フライ級新人王決定戦、1996年)   

(ダウンシーン)
2R:左フックで2度、福本がダウン
(感想:中沼が全日本新人王獲得。東の中沼はこれまで7勝(2KO)2敗。西の福本は4勝1敗。共に距離を取ってジャブ、フック、そして思い切りのいいストレートを打つ。2R、中沼が大きく振った左フックがマトモにヒットして福本がダウン。さらに同じような左フックで二度目のダウン、KO。新人王戦らしい試合だったと言うべきだろうか。思い切った攻撃で勝負がついた。後、中沼はリングネームを「トラッシュ中沼」に変えて、日本フライ級王座、東洋太平洋フライ級王座獲得。世界フライ級王座への挑戦は失敗に終わっている。)

北島桃太郎 1R KO ユタポン前田
(1995年度全日本J・フェザー級新人王決定戦、1996年)

(ダウンシーン)
1R:左ストレートで北島がダウン。左フック、右ストレートで2度、ユタポンがダウン。

(感想:北島が新人王獲得。東のサウスポー、ユタポンはこれまで5連勝(1KO)のタイ人。西の北島は6連勝(2KO)で、何と後に世界王者となる西岡利晃に判定勝ちしている。共にフットワーク。ストレートを当てようとする。左ストレートで北島がダウン。しかし逆に左フックでユタポンがダウン。最後は右ストレートでユタポンがロープダウンしたところで試合終了。二度ダウンした時点で終了するルールのため、ややあっけない終わり方。ルールだから仕方ないが、ユタポンは余力を残して敗北。後、北島は連勝を続けたが、日本J・フェザー級王座、日本フェザー級王座への挑戦は失敗。タイトル獲得ならず。ユタポンは次の試合に勝利。記録はそこまでしかない。タイで試合を続けていたのだろうか?)

守部厚希 10R 判定 安田幸治
(日本J・バンタム級王座決定戦、1996年)

(感想:守部がタイトル獲得。9、10Rのハイライトで観た試合。1位の守部、6位の安田による王座決定戦。これは再戦。初戦は判定で守部。サウスポーの安田がジャブ、左ストレートで攻める。バッティングで負傷した守部は足を使って距離を取りながらジャブ、右ストレート、左フック。互いにストレート、接近戦ではフック連打。右でカウンターを取る守部。安田の左目が腫れる。判定は2-1。9Rまでの内容がわからないため何とも言えないが、安田の目が腫れていたことから、パンチの正確さで守部が評価されたのでないか? 後、守部は一度だけ防衛して王座返上、引退。目を痛めたらしい。安田はこれが最初で最後の王座戦となった。)

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