「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

平成のボクシング⑨(辰吉寿以輝、赤穂亮、齊藤裕太、久保隼)

「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」「辰吉寿以輝 vs. 岩谷忠男(スーパーバンタム級)」「赤穂亮 vs. 齊藤裕太(日本バンタム級王座戦)」「久保隼 vs. ダニエル・ローマン(WBA世界スーパーバンタム級王座戦)」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

辰吉寿以輝 2R KO 岩谷忠男
スーパーバンタム級4回戦、2015年)

(ダウンシーン)
1R:左フックで岩谷がダウン
2R:左ジャブで岩谷がダウン
(感想:辰吉のデビュー戦。会場では両親が観戦。岩谷はこれまで1勝2敗。共にガードを上げてジャブ、右ストレート。当たりは浅いがフックを食う辰吉。辰吉は左フックからの右フックは力強いが、動きが固い。左フックで岩谷がダウン。2R、タイミングのいい左ジャブで岩谷がダウン。立った岩谷だが、右ストレートを浴びたところでレフェリーストップ。記録上は辰吉の圧勝。辰吉はパンチはあるが、ディフェンスと動きの固さが課題。)

赤穂亮 9R TKO 齊藤裕太
(日本バンタム級タイトル戦、2017年)

(ダウンシーン)
5R:左フックで赤穂がダウン
(感想:赤穂がタイトル防衛。王者の赤穂は30勝(19KO)2敗2分。これまで東洋太平洋スーパーフライ級王座、日本バンタム級王座を獲得しているが、二度の世界挑戦は失敗に終わっている。日本1位の齊藤は10勝(7KO)7敗3分。共に左のガードをやや下げた姿勢からジャブ、右ストレート。力強い赤穂。右ストレート、左フック、ボディ打ち。3R、齊藤の右ストレートがカウンターでヒットして赤穂がピンチ。4R、逆に赤穂の左フックが炸裂。激しい打ち合い。赤穂はフック、齊藤は右ストレートが印象的。5R、左フックで赤穂がダウン。その後も打ち合いが続くが、パンチを当てる巧さ、手数で赤穂。9R、齊藤が連打を浴びてレフェリーストップ。共にパワフルだった熱戦。王者も危なかったが、経験で差がついたか。後、赤穂は王座返上。三度目の世界挑戦を目指す。齊藤は王座決定戦でこのタイトルを獲得。)

ダニエル・ローマン 9R TKO 久保隼
WBA世界スーパーバンタム級タイトル戦、2017年)

(ダウンシーン)
7R:右ストレートで久保がダウン
8R:右ストレートで久保がダウン
(感想:ローマンがタイトル獲得。王者の久保はこれまで全勝。東洋太平洋スーパーバンタム級王座も獲得したことがある。挑戦者のローマンは北米スーパーバンタム級王座を獲得し、挑戦者決定戦に勝利してこの試合に挑む。サウスポーの久保が右ジャブ、左ストレート。ローマンは左を使いながら右を強く当てようと前進。接近戦では互いにボディ打ち。シャープなパンチを打つ久保だが、次第にローマンがパワーで優勢に。7R、8Rに久保が右強打でダウン。9R、右を打たれて久保が後退したところでレフェリーストップ。序盤はサウスポーのテクニックでローマンの攻撃をかわしていた久保だが、最後はパワーで勝負がついた。ローマンの「ガツン」という感じの右パンチが印象的だった一戦。後、久保はWBA世界フェザー級王座に挑戦して敗北。再び世界王座を目指す状況。ローマンはIBF王座も獲得したが、王座陥落。こちらも王座奪回を目指している。)

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