「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

平成のボクシング⑩(木村翔、五十嵐俊幸、京口紘人、伊藤雅雪)

「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」「木村翔 vs. 五十嵐俊幸WBO世界フライ級戦)」「京口紘人 vs. ブイトラゴ(IBF世界ミニマム級戦)」「伊藤雅雪 vs. シュプラコフ(WBO世界スーパーフェザー級戦)」を紹介します。

木村翔 9R TKO 五十嵐俊幸
WBO世界フライ級タイトル戦、2017年)

(感想:木村がタイトル防衛。上海でゾウ・シミンを破って王者になった木村の初防衛戦。これまで15勝(8KO)1敗2分。1位の挑戦者、五十嵐は元WBC王者で23勝(12KO)2敗3分。サウスポーの五十嵐が足で距離を取りながら右ジャブ、左ストレート。木村はガードを上げてジャブを使いながら前進し、右ストレート、左フック。攻める木村、左ストレートを狙う五十嵐。木村が右ストレートを時折ヒットさせる。接近戦ではブロックしながら互いにボディ打ち。8R、木村が左フックで優勢。9R、五十嵐が右ストレートからの連打を浴びたところでレフェリーストップ。木村が積極的な姿勢で防衛成功。五十嵐は左パンチが強そうだったが、受け身の姿勢。「負けたら引退」ということだったらしいが、勝とうとする意志が弱かったのではないか? 最初からネガティブな姿勢では勝つことはできないし、そもそもボクサーとして最大の舞台である世界戦には出るべきではない。)

京口紘人 8R TKO カルロス・ブイトラゴ
IBF世界ミニマム級タイトル戦、2017年)  

(感想:京口がタイトル防衛。ハイライトで観た試合。これまで全勝の王者、京口紘人(ひろと)。これが初防衛戦。ブイトラゴはニカラグアの選手。京口はバランスの良い選手。しっかりガードを上げ、上体を動かしながらジャブ、右ストレート、左右フック。手数が多く、パンチを当てるのも巧い。ブイトラゴはジャブ、フックで応戦するが、攻められ受け身の姿勢に。8R、ブイトラゴが連打を浴びてレフェリーストップ。京口は実に良い選手。次の試合で二度目の王座防衛成功、王座返上。WBA世界ライトフライ級王座を獲得して二階級制覇。全勝を続けている。)

伊藤雅雪 7R TKO イフゲニー・シュプラコフ
WBO世界スーパーフェザー級タイトル戦、2018年)

(感想:伊藤がタイトル防衛。アメリカで行われた王座決定戦に勝って王者になった伊藤の初防衛戦。これまで24勝(12KO)1敗1分。WBO1位の挑戦者シュプラコフはロシアの選手で20戦全勝(10KO)。伊藤が左のガードを下げた構えからジャブ、右ストレート、左右フックでボディ打ち。シュプラコフは意外な不器用さを見せる。ブロックしながら前進するが、大振りの右フック、細かいショート連打。攻める時は足がバタついた動きになって巧く攻められないためクリンチが多い。ジャブ、右ストレートで伊藤が優勢。7R、連打を浴びるシュプラコフ。負傷もあるためレフェリーストップ。世界1位で全勝の選手にしては残念な試合ぶり。初防衛に成功した伊藤だが、次の防衛戦で王座陥落。シュプラコフは後、WBOの地域王座に挑戦して敗北。)

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