「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

「浪速乃闘拳」亀田興毅④

三階級制覇王者。ブロック&左カウンターで王座防衛。WBA世界バンタム級戦「vs. ダニエル・ディアス」「vs. デビッド・デラモラ」「vs. マリオ・マシアス」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

亀田興毅 12R TKO ダニエル・ディアス
WBA世界バンタム級タイトル戦、2011年)

(ダウンシーン)
8R:左フックでディアスがダウン
(感想:亀田がタイトル防衛。亀田はこれまで24勝(15KO)1敗。WBA14位のディアスはニカラグアの選手で18勝(13KO)2敗。NABAのバンタム級王座を獲得したことがある。背が高いディアス(身長174cm)。ジャブ、右ストレート、左ボディ打ち。しかしパンチのキレは亀田。ブロックしながら前進し、1Rから左ストレートをヒットさせる。7R、亀田の左ストレートカウンター。8R、左フックでディアスがダウン。11R、亀田が連打。11R終了後、レフェリーが試合ストップ。右目のキズが原因と思われる。亀田がスピードでバンタム級タイトルの初防衛に成功。ディアスは器用で悪い選手ではなかったが、世界王者になるにはパワー、パンチのキレに欠けていた。)

亀田興毅 12R 判定 デビッド・デラモラ
WBA世界バンタム級タイトル戦、2011年)

(ダウンシーン)
3R:左ショートでデラモラがダウン
(感想:亀田がタイトル防衛。挑戦者デラモラはこれまで23戦全勝(16KO)のメキシカン。WBCの地域王座を獲得している。共に坊主頭。ヒゲがある方がデラモラ。リングサイドにはファイティング原田アントニオ猪木千代の富士、といった昭和のスター。試合開始。積極的に手数を出すデラモラ。右ストレート、左フックを組み合わせて連打する。亀田はブロック、そしてジャブ連打からの左ストレート、右フック、左カウンター。3R、力強い攻めを見せるデラモラだが、左ショートを食ってダウン。その後も攻めるデラモラ、カウンターを取る亀田、の展開。判定は僅差の3-0。デラモラの攻める姿勢をジャッジは評価したようではあるが、デラモラの攻撃はブロックされることが多かった。これが「亀田興毅のボクシング」といった感じの試合。ブロック&左カウンター。派手に勝つことは難しいが、堅実な戦い方。デラモラは後、アンセルモ・モレノの王座にも挑戦して敗北。世界は獲れなかった。)

亀田興毅 4R KO マリオ・マシアス
WBA世界バンタム級タイトル戦、2011年)

(ダウンシーン)
1R:左ストレートでマシアスがダウン
3R:左ストレートでマシアスがダウン
4R:左ボディフックでマシアスがダウン
(感想:亀田がタイトル防衛。WBA12位のマシアスは23勝(11KO)7敗のメキシカン。北米バンタム級王座を獲得した実績がある。「misono」とかいう女性が「君が代」独唱。ゴング。マシアスがガードを上げたスタイルから軽やかなフットワークでジャブ。しかし、ローブローされてうずくまる。サウスポーにスイッチしたマシアスだが、左ストレートでダウン。亀田が左ストレート、右フック、左右フックでボディ打ち。3R、マシアスがダウン。4R、左ボディでダウンしたマシアスは片膝をついたまま10カウントを聞いた。亀田が楽勝。マシアスはスピードに欠けた選手。フットワークだけではなく、パンチも軽い感じだった。それではブロックが得意な亀田を崩すことはできない。)

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