「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

「連打のサウスポー」長谷川穂積②

WBC王座で三階級制覇。上位ランカーを秒殺でバンタム級王座防衛。「vs. クリスティアン・ファッシオ」「vs. アレハンドロ・バルデス」「vs. ブシ・マリンガ」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

長谷川穂積 2R TKO クリスチャン・ファッシオ
WBC世界バンタム級タイトル戦、2008年)

(ダウンシーン)
2R:左ストレートでファッシオがダウン
(感想:長谷川がタイトル防衛。王者、長谷川の六度目の防衛戦。挑戦者ファッシオはウルグアイの選手。WBCの地域王座を獲得している。ガッチリした体つきのファッシオ。左を使いながら右ストレートを狙う。長谷川はいつものように左ストレート、右フック。踏み込みの速い長谷川の左ストレートでファッシオが後退。2R、左ストレートがカウンターとなってファッシオがダウン。立ったが、連打でレフェリーストップ。ストップ後にファッシオは再び倒れた。長谷川が得意のパンチで圧勝。ファッシオはよく鍛えられた体をしていたが、サウスポーの最大の武器である左ストレートをマトモに食ってしまった。)

長谷川穂積 2R TKO アレハンドロ・バルデス
WBC世界バンタム級タイトル戦、2008年)

(ダウンシーン)
2R:左ストレートでバルデスがダウン
(感想:長谷川がタイトル防衛。メキシコが送り込んできた刺客、バルデス(強そうな名前)。WBC2位で、これまで21勝(15KO)2敗1分。WBCユース・バンタム級タイトル、北米バンタム級タイトルを獲得している。長谷川は24勝(8KO)2敗。共にサウスポー。速い右ジャブ、左ストレート。足でリズムを刻みながら正確なジャブを飛ばすバルデス。2R、連打からの左ストレートでバルデスがダウン。立ったが連打を浴びてレフェリーストップ。ストップが早い、と抗議するバルデス(確かに早かった)。勢いに乗る長谷川がまたしても左ストレートで圧勝。バルデスはジャブは速かったが、攻撃するときの動きのスピードはそれほどでもなく、振りが大きめのフックはキレにやや欠けるものだった。後、バルデスはネオマール・セルメニョの持つWBA世界バンタム級暫定王座に挑戦してKO負け。世界は獲れなかった。)

長谷川穂積 1R TKO ブシ・マリンガ
WBC世界バンタム級タイトル戦、2009年)

(ダウンシーン)
1R:左ストレート、連打、左ストレートで3度、マリンガがダウン
(感想:長谷川がタイトル防衛。シンピウェ・ベチェカに続いて南アフリカの選手マリンガが挑戦。WBC1位。これまで18勝(11KO)2敗1分。あのスラニー・マリンガ(元WBC世界スーパーミドル級王者。ナイジェル・ベンとの対決で有名)の甥。WBCインター・バンタム級タイトルを獲得している。共にサウスポー。マリンガがブロックしながらジャブ、キレのある左ストレート。しかし、左ストレートでダウン。一気に連打する長谷川。連打でマリンガが二度目のダウン。最後は左ストレートでマリンガがゆっくり沈んでレフェリーストップ。やや強引な感じもあったが、長谷川が左ストレート、連打で快勝。マリンガはガッチリとブロックしていたが、攻めるときのディフェンスとバランスがよろしくなかった印象。長谷川は相手の隙を上手く突いた。)

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