「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

「激闘王」八重樫東④

三階級制覇王者。強敵とのIBF世界タイトル戦「vs. ミラン・メリンド」「vs. モルティ・ムザラネ(ラストファイト)」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

ミラン・メリンド 1R KO 八重樫東
IBF世界ライトフライ級王座統一戦、2017年)

(ダウンシーン)
1R:左フック、左フック、右ストレートで3度、八重樫がダウン
(感想:メリンドがタイトル統一。正規王者の八重樫は三階級制覇王者。フィリピンのメリンドは暫定王者(八重樫が負傷したため、決定戦で獲得)。正規王座と暫定王座の統一戦(昔は「統一戦」と言えばWBAWBCとか別の団体のベルトを懸けたものだったが、近年では元々は一つのベルトだったものを一つにまとめることも「統一戦」と呼ばれるようになっている)。左で攻める八重樫。メリンドはしっかりしたジャブ、ストレートを打ち込む。左フックで八重樫があっけなくダウン。さらにダウン。最後は強烈な右ストレート。メリンドが圧勝。八重樫は動きは軽やかだったが、打たれた時に踏ん張りが利かなかった。これまでのダメージが大きかったようだ。)

モルティ・ムザラネ 9R TKO 八重樫東
IBF世界フライ級タイトル戦、2019年)

(感想:ムザラネがタイトル防衛。メリンドにいいところなしで敗れた八重樫。引退かと思われたが、その後、三連勝。IBF王座に挑戦。南アフリカの王者ムザラネ。ノニト・ドネアに負けて以来、負け無し。今ではすっかり大ベテラン。いつものようにブロック、左ジャブ、右ストレート。八重樫は足で距離を取りながら連打。接近戦では互いにボディ攻撃。パワーはムザラネの方が上か。8R、ムザラネの左ボディフックがヒットして八重樫は劣勢に。9R、打たれ続ける八重樫。レフェリーストップ。これで引退の八重樫。よく頑張ったがディフェンスされてしまった。ムザラネはさすがにパンチのキレと勢いが昔と比べると落ちていたが、ここぞという時のスピードとパワーは見事なものだった(しかしながら次の試合に敗れて引退)。八重樫は引退後、飲食店を経営しながら、ボクシング番組の解説をしている。)

この続きはcodocで購入
----------------------------- A8 net広告