「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

「正確なカウンターパンチ」井岡一翔②

四階級制覇王者。世界防衛戦、統一戦、二階級制覇。「vs. ヨードグン・トーチャルンチャイ」「vs. 八重樫東」「vs. ホセ・ロドリゲス」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

井岡一翔 1R KO ヨードグン・トーチャルンチャイ
WBC世界ミニマム級タイトル戦、2011年)

(ダウンシーン)
1R:左フックでヨードグンがダウン
(感想:井岡がタイトル防衛。後に恒例となる「井岡一翔の大晦日決戦」。これまで井岡は8連勝(5KO)。WBC10位、タイのヨードグンも8連勝(4KO)。井岡がガードの隙を突く速いジャブ、右ストレート、左フック。ヨードグンはブロックしながらジャブ。井岡が左ボディ打ち。そして左フックでヨードグンがダウン、KO。あっけなく終わったが、井岡の左ボディフックとフィニッシュのパンチは良かった。負けて1年が終わるのは雰囲気がよろしくない。楽な相手で良かった。)

井岡一翔 12R 判定 八重樫東
WBAWBC世界ミニマム級王座統一戦、2012年)

(感想:井岡が王座統一。WBA王者の八重樫は後の三階級王者。リングサイドでは辰吉丈一郎薬師寺保栄山中慎介が観戦。共にジャブ、ワンツー。井岡が右カウンター、左ボディ打ち。八重樫は右ストレートからの左フックといった連打、接近して左右フック連打。2Rには早くも左目が腫れだした八重樫。6R、7Rにドクターチェックを受ける。八重樫は10Rには右ストレートを決めたりしたが、井岡が正確なパンチでピンポイント攻撃。判定はかなり僅差の3-0。ポイント上では井岡が差を付けたように映像では見えたが、ジャブと正確さで井岡がかろうじて勝利。八重樫はよく連打していたが、目が腫れやすいのが彼の弱点。「攻撃力」という点では二人に大きな差は感じられなかった。)

井岡一翔 6R KO ホセ・ロドリゲス
WBA世界ライトフライ級王座決定戦、2012年)

(ダウンシーン)
1R:左フックでロドリゲスがダウン
6R:ワンツー、右ストレートで2度、ロドリゲスがダウン
(感想:井岡が二階級制覇。統一したミニマムのベルトを返上した井岡。階級を上げて新たなチャレンジ。ロドリゲスは元WBA世界ライトフライ級暫定王者のメキシカン。ワンツーからの左フックなどを使うが、動きが重く、パンチのキレに欠ける。井岡がガードを上げてジャブ、ワンツー、ショートフックのボディ打ち。左ボディからの左フックでロドリゲスがダウン。その後もジャブで先手を取る井岡。6R、ワンツーでロドリゲスがダウン。立ったが右ストレートで再び倒れ、レフェリーストップ。井岡がキレのあるパンチで勝利。ロドリゲスは左フックは悪くはなかったが、動きのスピードに欠けていた。)

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