「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

「150年に1人の天才」大橋秀行①

WBAWBC世界ストロー級王者。世界王者になる前の厳しかった試合「vs. 金奉準」「vs. 張正九(初戦:WBC世界J・フライ級タイトル戦)」「vs. 田中正人」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

金奉準 10R 判定 大橋秀行
(J・フライ級10回戦、1986年)

(感想:後の世界王者同士の対決。手数が多くアグレッシブな金。大橋はパワーで勝負するが、力みすぎて後手に回る。ジャブと右カウンターなどいいところもあったが、手数に押されて「天才」大橋がまさかの判定負け。金が精力的な連打でよく頑張った試合。)

張正九 5R KO 大橋秀行
WBC世界J・フライ級タイトル戦、1986年)

(ダウンシーン)
5R:右ストレートで大橋がダウン
(感想:張がタイトル防衛。安定王者の張に韓国で挑戦。共にジャブ。張は右ストレート、大橋は左フック、右ストレートを狙う。大橋はパワーはあるが、手数は張の方が多い。ガードの隙を突く攻撃で張が2Rから優勢に。顔が腫れていく大橋。5R、右ストレートで大橋がダウン。大橋がさらに連打を浴びてレフェリーストップ。パンチを当てるテクニックで張が快勝。張はディフェンスも巧かった。)

大橋秀行 3R TKO 田中正人
(J・フライ級戦、1987年)

(ダウンシーン)
2R:左ボディフック、右ストレートで2度、田中がダウン
3R:右ストレート、左ボディフックで2度、田中がダウン
(感想:大橋の再起戦。日本J・フライ級1位の大橋。日本フライ級7位の田中。これは再戦。初戦は大橋のKO勝ち。1R、スリムな田中は距離を取ってジャブ、連打。大橋は強打でプレッシャーをかける。田中の左フックがヒット。大橋は手数が少な目。2R、連打する田中だが二度のダウン。3Rにも二度のダウン。立ったがレフェリーストップ。大橋がパワーで勝利。「拳を痛めていた」ということだが、パンチを食ってしまうところが課題、という感じがした。シャープなパンチを打っていた田中。彼のボクシングは悪くはなかった。後に「早山進」と名を変えて喜友名朝博から日本J・フライ級王座を獲得。)

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