「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

「150年に1人の天才」大橋秀行②

WBAWBC世界ストロー級王者。J・フライ級時代の試合「vs. 喜友名朝博」「vs. 張正九(再戦:WBC世界J・フライ級戦)」「vs. ロミー・セニザ」「vs. 李在万」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

大橋秀行 10R 判定 喜友名朝博
(日本J・フライ級タイトル戦、1988年)

(感想:大橋がタイトル獲得。ライバル対決。ゴング前、リング中央でニラみ合い。喜友名は速い左ジャブ、左フック。大橋はパワーを込めたストレート、左フック。喜友名は手数は多いが、強打で大橋が優勢。判定で大橋。パワーの差はあったが、大橋が打たれるシーンもあり、喜友名にもっとパンチがあれば逆の結果になっていたかも。)

張正九 8R TKO 大橋秀行
WBC世界J・フライ級タイトル戦、1988年)

(ダウンシーン)
3R:左フック、右アッパー、右ストレートで3度、大橋がダウン
7R:右ストレート、連打で2度、大橋がダウン
8R:右アッパー、右アッパーで2度、大橋がダウン
(感想:張がタイトル防衛。張との再戦。結果的に張の最後の防衛戦となった試合。大橋はガードを上げる「のぞき見スタイル」からパワーを込めたパンチを打つ。張は手数と左フック。3Rに3度ダウンした大橋。一方的な展開であったが、ラウンド終了間際に大橋の右ストレートのカウンターで張が大きくグラつく。その後は激しい打ち合い。しかし最後は大橋がダウンを繰り返し、レフェリーが試合を止めた。再戦でも張が圧勝。張はガチャガチャした動きをする選手だが、連打の回転が速いうえに当てるのが上手く、タフだった。)

大橋秀行 3R KO ロミー・セニザ
(J・フライ級戦、1988年)

(ダウンシーン)
3R:左ボディフックでセニザがダウン
(感想:大橋の再起戦。WBA世界J・フライ級9位の大橋。これまで8勝(4KO)3敗。フィリピン、ミニフライ級6位のセニザは15勝(3KO)2敗1分。大橋の強打を警戒しながらジャブ、右フック。大橋は左ボディ打ち、右ストレート。大橋がパワーで優勢。3R、左ボディでセニザがダウン。立てず、KO。「再起戦」なのでこれで良かったのかもしれないが、実力差があった試合。大橋にとってはレベルアップにはつながらない相手だった。)

大橋秀行 7R TKO 李在万
(J・フライ級戦、1989年)

(ダウンシーン)
7R:連打で李がスタンディングダウン
(感想:WBA世界ストロー級3位の大橋。韓国ストロー級5位の李との試合。李はこれまで8勝(3KO)3敗2分。上体を忙しく動かしながらガードを上げてジャブ、接近してフック連打。大橋はディフェンスしながら右ストレート、左フック。5R終了時にヘンにエキサイトする李(テレ朝「エキサイトボクシング」だから?)。7R、それまでのラウンドと同じように連打で攻める李。大橋が連打をまとめて李からスタンディングダウンを奪う。さらに連打でレフェリーストップ。大橋が強打で一気に勝利。パワーの差。試合を終わらせようと思ったらいつでもできる、といった感じのフィニッシュだった。)

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