「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

「台湾出身の最軽量級」ロッキー・リン

日本ストロー級王者。日本のジムに所属。世界にも挑戦。「vs. 与儀康夫」「vs. 玉城信一」「vs. リカルド・ロペスWBC世界ストロー級タイトル戦)」「vs. ラファエル・トーレス」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

ロッキー・リン 1R KO 与儀康夫
(日本ストロー級王座決定戦、1990年)

(ダウンシーン)
1R:右アッパー、連打、右ストレートで3度、与儀がダウン
(感想:リンがタイトル獲得。日本1位のリンはデビュー以来6連勝ではあるが、KO勝ちは1つだけ。2位の与儀はかつてこの王座を持っていた男。これまで10勝(6KO)3敗2分。リンがジャブ連打で前進し、フック攻撃。与儀はジャブで応戦。絶妙なタイミングの右アッパーで与儀がダウン。これが完全に効いたか、さらに二度のダウンでスリーノックダウン。リンが攻める姿勢で圧勝。最初のダウンを奪った右アッパーは実に見事なものだった。) 

ロッキー・リン 10R 判定 玉城信一
(日本ストロー級タイトル戦、1992年)

(感想:リンがタイトル防衛。これまで13戦全勝のリン。WBC2位、WBA5位だが、KO勝ちは3つだけ。ジャブを連打してストレート。サウスポーの挑戦者玉城はパワーを込めて攻める。手数が多い打ち合い。リンの右ストレートが効果的。玉城は攻めるがディフェンスされる。7R、リンの左フックがクリーンヒット。判定は2-1。パンチの正確さではリンだったと思うが、玉城はパワーがあった。リンの次の試合はリカルド・ロペスへの挑戦。)

リカルド・ロペス 2R KO ロッキー・リン
WBC世界ストロー級タイトル戦、1992年)

(ダウンシーン)
2R:左フックでリンがダウン
(感想:ロペスがタイトル防衛。これまでロペスは30戦全勝(21KO)。リンはWBC1位。全勝対決。ロペスはフットワークを使いながら、よく伸びるジャブ、ストレート。リンはロペスの懐の深さに思うように攻められない。2R、左フックでグラついたリン。右ストレートからの左フックを食らって完全KO。リンは良い選手だが、「精密機械」と呼ばれたロペスには敵わなかった。)

ロッキー・リン 3R TKO ラファエル・トーレス
ストロー級戦、1994年)

(ダウンシーン)
3R:左ボディフックでトーレスがダウン
(感想:リンが元WBO王者と対戦。いつものようにジャブ連打で前に出るリン。サウスポーのトーレスは下がって距離を取りながらジャブ、ストレート。リンは手数が多く、ボディ打ちが効果的。3R、左ボディでトーレスがダウン。立ったがレフェリーストップ。リンのボディ攻撃が力強く感じられた試合。パワーを意識した戦いぶりだった。その後、リンはワンディー・シンワンチャーとWBC世界ミニマム級暫定王座を争ったが判定負け。世界王者にはなれなかったが、アグレッシブで良い選手だった。)

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