「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

「日本ストロー級王者」江口九州男、細野雄一、玉城信一 

90年代前半に活躍した三人の日本ストロー級王者たち。「江口九州男 vs. 佐々木義明」「細野雄一 vs. 玉城信一(日本王座戦)」「江口九州男 vs. 玉城信一(日本王座戦)」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

江口九州男 10R 判定 佐々木義明
ストロー級戦、1992年)

(ダウンシーン)
5R:左フックで佐々木がダウン
(感想:日本ストロー級5位の江口はサウスポー。左ストレート、右フックで連打する。佐々木は正統派。右ストレート、左フックで打ち合う。5R、左フックで佐々木がダウン。その後も打ち合い。攻める佐々木だが、江口は相手を挑発したり、カエル跳びをやったり、変則的に攻撃したり。判定で江口。連打、ボディ打ちが評価されたか。佐々木もよく頑張ったが、正攻法すぎた。)

細野雄一 10R 判定 玉城信一
(日本ストロー級王座決定戦、1992年)

(感想:細野がタイトル獲得。日本ストロー級1位の玉城はサウスポー。これまで9勝(7KO)2敗。2位の細野は13勝(9KO)2敗1分。共にロッキー・リンがこの王座を持っていたときに挑戦して敗れたことがあるため、「敗者復活戦」のような雰囲気もある一戦。玉城はリズミカルに動いて右ジャブ、左ストレート、右フック。細野はジャブを使いながら右ストレート、左フック。5R、激しい打ち合い。7R、右フックで細野がピンチ。互いに良いパンチを打ち合う一進一退の攻防。判定は2-1で細野。映像では玉城の手数が優勢だったようにも見えたが、勝者は細野。パワーが評価されたか。互いによく打ち合った好試合。両者には大きな力の差は感じられなかった。)

玉城信一 10R 判定 江口九州男
(日本ストロー級タイトル戦、1994年)

(感想:玉城がタイトル獲得。王者の江口はこれまで13勝(5KO)3敗。2位の玉城は10勝(7KO)3敗。この試合は再戦。初戦は玉城が3RでKO勝ち。サウスポー同士の一戦。共にジャブ、連打。手数が多い打ち合い。連打で攻める玉城。江口はのらりくらりと相手の攻撃をかわしたりしながら左フック、連打で反撃。7R、玉城を挑発する江口。最後まで一進一退。判定は3-0。どちらが勝ってもおかしくない展開だったが、玉城の攻める姿勢が評価されたか。三度目の対戦でも玉城が3-0で勝利。後、玉城は順調に王座を防衛し続けたが難病により王座返上、引退。江口は負けが込んで引退。細野雄一は三度世界挑戦したが全て敗北。三人とも良いパンチを打つ選手ではあったが、国内王者にとどまった。)

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