「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

「エンドレスな連打」六車卓也 

執拗な連打でWBA世界バンタム級王座を獲得。「vs. 古口哲(日本J・フェザー級タイトル戦)」「vs. 崔然甲(再戦)」「vs. アサエル・モラン(WBA世界バンタム級タイトル戦)」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

六車卓也 5R TKO 古口哲
(日本J・フェザー級タイトル戦、1985年)

(ダウンシーン)
4R:連打で古口がスタンディングダウン
5R:連打で古口がスタンディングダウン
(感想:六車がタイトル防衛。互いにジャブ、右ストレート、左フック。「エンドレスファイター」の六車が攻め、古口が応戦する展開。古口は右ストレートでカウンターを取ろうとするが、六車の勢いを止められない。4R、連打で古口がスタンディングダウン。5Rにもスタンディングダウン。そして連打でレフェリーストップ。古口は良いストレートを持っていたが、六車はタフだった。)

六車卓也 2R KO 崔然甲
(J・フェザー級戦、1986年)

(ダウンシーン)
2R:左ボディフック、左ボディフックで2度、崔がダウン
(感想:六車はこれまで一度だけ負けている。東洋太平洋J・フェザー級王座戦で崔に判定負けしたもの。これは再戦。日本J・フェザー級王者の六車。前東洋太平洋J・フェザー級王者の崔。接近戦での打ち合い。攻める六車。2R、左ボディで崔がダウン。さらに左ボディで二度目のダウン。立てず、KO。ボディが効いたのもあったと思うが、初戦で六車の粘り強さを崔は知っていたため、こういう形でギブアップしたのではないだろうか? 因縁の相手をKOし、六車はいよいよ世界へ。)

六車卓也 5R KO アサエル・モラン
WBA世界バンタム級王座決定戦、1987年)

(ダウンシーン)
5R:連打、左フックで2度、モランがダウン
(感想:六車がタイトル獲得。パナマのモランと王座決定戦。キラキラ光るオシャレなブルーのトランクスで六車はいつものように連打で前進。モランは右ストレートが力強い印象。攻める六車。モランは下がりながらジャブ、フックで応戦。接近戦での打ち合い。4R終了間際の右ストレートでモランがゴング後にダウン。5R、連打を浴びてモランがヒザをつく。左フックで再びダウンしてKO。六車が時折打たれながらも連打で世界獲得。モランは良いパンチを打っていたが、受け身の姿勢。六車の気迫に押されっぱなしだった。世界を獲った六車。その後、韓国の朴に負けて王座陥落。新王者になったウィルフレド・バスケスに挑戦したが引き分け。二階級制覇を狙ってWBA世界J・フェザー級王者ファン・ホセ・エストラーダに挑戦したがTKO負け。六車はタフな選手ではあったが、よりタフなパワーファイターには勝てなかった。)

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