「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

「世界王者並の人気」高橋ナオト②

日本バンタム級、J・フェザー級王者。日本バンタム級王座陥落後の激闘「vs. 島袋忠(再戦)」「vs. ソンブンヨット・シンサマン」「vs. マーク堀越」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

島袋忠 6R KO 高橋直人
(日本バンタム級王座決定戦、1988年)

(ダウンシーン)
6R:右ストレートで高橋がダウン
(感想:島袋がタイトル獲得。日本1位の元王者、高橋はこれまで12勝(8KO)1敗。王座奪回を目指す状況。2位の島袋は15勝(10KO)2敗1分。共にジャブ、右ストレート。高橋は速いショートパンチをリズミカルに打ち、時折右ストレート、左フックをパワーを込めて使う。島袋は長いストレートにパワーを込め、やや力んだ感じで振りの大きいフックを振るう。2R、高橋の左フックがヒット。高橋の軽快な動きに島袋は空転。6R、激しい打ち合い。マトモに打たれる高橋。右ストレートでダウン、KO。最後は一発でKO。高橋はショートパンチで優勢だったが島袋の力んだ攻撃に隙があったため、ムリに打ち合った。ボクサーは腕っぷしに自信を持っていることが多い。判定よりもKOで勝ちたかった、ということだったのだろうか?)

高橋直人 2R KO ソンブンヨット・シンサマン
(J・フェザー級戦、1988年)

(ダウンシーン)
2R:右ストレート、右ストレートで2度、ソンブンヨットがダウン
(感想:ここのところ二連敗の高橋。タイのバンタム級3位ソンブンヨットと対戦。ソンブンヨットはこれまで31勝(27KO)8敗1分。高橋はいつものようにフットワークとジャブ連打。左フックをボディからアゴへ打つコンビネーション。ソンブンヨットはジャブ、右ストレートで打ち返すが、バランスがあまり良くない印象。2R、右ストレートでソンブンヨットがダウン。ラウンド終了間際の右ストレートで再びダウン、KO。高橋がテンポよく連打して快勝。ソンブンヨットには戦績ほどの強さは感じられなかった。)

高橋ナオト 9R TKO マーク堀越
(日本J・フェザー級タイトル戦、1989年)

(ダウンシーン)
4R:右ストレート、左フックで2度、マークがダウン
8R:左フックで高橋がダウン
9R:右フック、連打で2度、マークがダウン
(感想:高橋が日本タイトル二階級制覇。高橋が階級を上げて挑戦。フットワークとジャブ。マークはジャブを打ちながらジリジリと距離を詰めてフック攻撃。4Rのダウンで足に来たマークだが、8R、左フックで高橋がよろけるようにダウン。9R、マークがダウン。立ったが足がフラついておりストップされた。日本タイトル戦の歴史に残る激戦。試合自体は全般的に高橋が手数と正確さで優勢だった。)

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