「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

「連打のJ・バンタム級」鬼塚勝也②

WBA世界J・バンタム級王者。キャリア初期の試合「vs. 池田光正(東日本新人王戦)」「vs. 坂本豊(全日本新人王戦)」「vs. 河西政夫」「vs. 李相元」「vs. 金徳鉉」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

鬼塚勝也 6R 判定 池田光正
(東日本J・バンタム級新人王戦、1988年)
(感想:共に18歳。池田はこれまで9勝(7KO)2敗。開始から激しい打ち合い。ジャブ、右ストレート、左右フック。アップライトスタイルの池田はやや振りが大きいが、左フックを時折ヒットさせる。鬼塚は左ボディ。判定で鬼塚。大きな力の差は感じられなかったが、手数とパンチの正確さで鬼塚が上回った。)

鬼塚勝也 2R KO 坂本豊
(全日本J・バンタム級新人王戦、1989年)
(ダウンシーン)
1R:右ストレートで坂本がダウン
2R:右アッパーで坂本がダウン
(感想:デビュー以来6連勝(5KO)の鬼塚。坂本も6勝(5KO)1分で無敗。足で距離を取ろうとする坂本。攻めの姿勢の鬼塚。左ボディからの右ストレートで坂本がダウン。2R、ロープ際での右アッパーで坂本がダウン、KO。鬼塚が受け身の姿勢の坂本を追い回してKO。ファイティングスピリット、パンチのキレなどに差があった。)

鬼塚勝也 2R KO 河西政夫
バンタム級戦、1989年)
(ダウンシーン)
2R:右ストレート、右ストレートで2度、河西がダウン
(感想:日本J・バンタム級8位の鬼塚。河西はサウスポーで、フットワークを使いながら左ストレート、右フック。鬼塚は右ストレート、左フック。2R、右ストレートで河西がダウン。さらに右ストレートで二度目のダウン、試合終了。二度目のダウンは強烈なもの。河西のダメージが心配された。鬼塚は左のボディ打ちもキレとタイミングが良かった。)

鬼塚勝也 4R KO 李相元
バンタム級戦、1989年)
(ダウンシーン)
4R:左ボディ、左ボディで2度、李がダウン
(感想:ファイターの李は気合いが入った選手。思い切った右ストレートを打ち、接近して左右フック連打。鬼塚は距離を取りながらジャブ、コンビネーション。4R、左ボディで李がダウン。二度目のダウンも左ボディ。立てず、KO。タフな相手をボディでKO。李の精力的な連打も悪くはなかった。)

鬼塚勝也 5R KO 金徳鉉
バンタム級戦、1989年)
(ダウンシーン)
3R:左ボディ、左ボディで2度、金がダウン
5R:左ボディで金がスタンディングダウン、左ボディでダウン
(感想:タフそうな顔した金との一戦。互いにジャブ。金はガードを上げて右ストレート、フック連打。鬼塚は左フックからの右ストレートといったコンビネーション。3R、左ボディで金がダウン。5Rにも左ボディでダウン。カウントの途中でセコンドからタオルが投入されて試合終了。鬼塚は得意の右ストレートに加えて左ボディ打ちも完全に自分のものにした。)

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