「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

「浪速のジョー」辰吉丈一郎⑦

WBC世界バンタム級王者。天才ボクサーが王座奪回を目指す。「vs. シリモンコン・ナコントンパークビュー」「vs. ホセ・ラファエル・ソーサ」、「vs. ポーリー・アヤラ」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

辰吉丈一郎 7R TKO シリモンコン・ナコントンパークビュー
WBC世界バンタム級タイトル戦、1997年)

(ダウンシーン)
5R:右ストレートでシリモンコンがダウン
7R:左ボディフックでシリモンコンがダウン
(感想:辰吉がタイトル獲得。WBC2位の辰吉はこれまで14勝(11KO)4敗1分、27歳。ダニエル・サラゴサに二連敗し、これが最後のチャンスか、といったところ。かつて自身が保持していた王座の奪回を目指す。シリモンコンは16戦全勝(6KO)、20歳。ゴング前に笑顔を見せるシリモンコン。辰吉がフットワークとジャブ。シリモンコンはパワーを込めたジャブ、ストレートを使うが、パンチのキレに欠ける感じで空振りが多い。左ボディ、コンビネーションで辰吉が優勢に。5R、ボディを打たれて体を丸めるシリモンコン。右ストレートでダウン。強打で盛り返すシリモンコンだが、7Rに左ボディフックでダウン。立ったが、連打を浴びたところでレフェリーのリチャード・スティールが試合を止めた。タイトルを獲ったブエノ戦と比べるとパンチのキレ・スピードが落ちていたシリモンコン。減量苦だったのかも。タイトルを取り戻した辰吉。試合には勝ったが、乱打を浴びる危ないシーンも。)

辰吉丈一郎 12R 判定 ホセ・ラファエル・ソーサ
WBC世界バンタム級タイトル戦、1998年)

(感想:辰吉がタイトル防衛。奪回した王座の初防衛戦。ソーサはアルゼンチンの選手。これまで30勝(21KO)9敗5分。辰吉がジャブ、ワンツー。ソーサはディフェンスしながらジャブ、右フック。接近戦はフックでの打ち合い。左ボディ打ちなどで攻める辰吉、打ち返すソーサ。4R、ソーサの左右フックが連続ヒット。辰吉は時折被弾しながらも前に出る姿勢。12R、連打で攻めるソーサ。判定は3-0。辰吉が手数、スピードで勝利。辰吉はこれまで暫定王座を含めると三度世界王座を獲得しているが、防衛に成功したのはこれが初めて。ソーサは受け身の姿勢。最終ラウンドに積極的に攻めたが、遅すぎ。1Rから攻めていれば違う結果になっていたかもしれないほど良いフックを打っていたが。)

辰吉丈一郎 6R 負傷判定 ポーリー・アヤラ
WBC世界バンタム級タイトル戦、1998年)

(感想:辰吉がタイトル防衛。これまで25戦全勝(11KO)のサウスポー、アヤラ。ジャブを使いながらパワーを込めたストレート、右フックを当てようとする。辰吉はフットワークとジャブ連打。1R、アヤラの左ストレートがクリーンヒット。打ち合い。辰吉はスピード、アヤラはパワーで勝負。6R、バッティングで辰吉が負傷。判定で辰吉。なかなか強かったアヤラ。負けたが、パワーがあった。後、あのジョニー・タピアを破ってWBA世界バンタム級王座獲得。)

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