WBC世界バンタム級王者。日本王座も獲得。速いワンツーが武器。「vs. 岡部繁」、日本バンタム級王座戦「vs. 尾崎恵一」「vs. 中谷幸男」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ：聖龍拳」
①岡部繁 6R 判定 薬師寺保栄
（バンタム級戦、1988年）
（感想：薬師寺のデビュー４戦目。岡部は全日本新人王を獲得したこともある選手。後に日本バンタム級王者になる者同士の一戦。共に長いジャブ、ストレート。連打で攻める岡部。薬師寺はワンツーなどで応戦。判定で岡部。攻める姿勢が評価されたか。ただ、攻撃のリズムは薬師寺の方が良かったと思う。共にまだまだ発展途中、という試合振りだった。）
②薬師寺保栄 9R TKO 尾崎恵一
（日本バンタム級タイトル戦、1991年）
（ダウンシーン）
4R：右ストレートで尾崎がダウン
8R：右フックで尾崎がダウン、連打でスタンディングダウン
9R：右ストレートで尾崎がダウン
（感想：薬師寺がタイトル獲得。王者の尾崎はこれまで19勝（2KO）15敗2分。負けが多いが、カオコー・ギャラクシー、ルイシト・エスピノサ、グレート金山といった世界クラスとの試合を経験している。日本１位の薬師寺は11勝（9KO）2敗1分。距離を取ってジャブ、ストレート、左フックでボディ打ちの薬師寺。尾崎はジャブ連打、ストレート、接近して左右フック。ディフェンスが巧い薬師寺。尾崎は空転。4R、右ストレートで尾崎のグローブがキャンバスにタッチしたがレフェリーはこれをダウン扱いせず。8R、右フックで尾崎がダウン。さらに連打でスタンディングダウン。9R、右ストレートで尾崎がダウン。立ったが、セコンドからタオルが投入されて試合終了。スピードに差があった試合。薬師寺がキレのあるジャブ、ストレートで快勝。尾崎も良い右ストレートを持っていたが、ディフェンスされてしまった。）
③薬師寺保栄 1R TKO 中谷幸男
（日本バンタム級タイトル戦、1991年）
（ダウンシーン）
1R：左ストレートで中谷がダウン
（感想：薬師寺がタイトル初防衛。王者の薬師寺はこれまで13勝（10KO）2敗1分。日本バンタム級９位の挑戦者、中谷は10勝（10KO）5敗。共に派手なコスチュームで入場。キラキラ光るトランクス。互いにジャブ、右ストレート。ただし、パンチのスピードとディフェンスは薬師寺。右ストレートからの左ストレート（逆ワンツー？）で中谷がダウン。立ったが、セコンドからタオルが投入されて試合終了。実力差が大きかった試合。薬師寺は世界を目指すため、この王座を返上。）
