「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

「長身のJ・フライ級」八尋史朗

日本J・フライ級、東洋太平洋J・フライ級王者。数度の世界挑戦。「vs. 真栄城玄祐(全日本新人王戦)」「vs. 楊相益(東洋太平洋戦)」「平野公夫 vs. マリオ・パコン」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

八尋史朗 6R 判定 真栄城玄祐
(1989年度全日本J・フライ級新人王決定戦、1990年)

(感想:八尋が新人王獲得。6Rのみの映像。八尋はこれまで4勝(2KO)1分。真栄城は6勝(1KO)2分。八尋がジャブ連打、ワンツー、回転の速い連打。真栄城は右ストレートが力強い。攻める真栄城だが、ディフェンスと手数で八尋がポイント的に優勢か。判定は3-0。6Rしか観ていないため何とも言えないが、八尋が彼らしい懐の深い戦い方をしたのではないか? 真栄城は力強かったが、一発一発に力を入れるスタイルのため、手数で負けてしまった。後、真栄城は細野雄一の日本ストロー級王座に挑戦したが判定負け。それが最初で最後のタイトル戦となった。)

その後の八尋
平野公夫との王座決定戦で日本J・フライ級王座獲得。レオ・ガメスとのWBA世界J・フライ級王座決定戦ではガメスのパワーに圧倒され、KO負け。

八尋史朗 12R 判定 楊相益
東洋太平洋J・フライ級王座決定戦、1995年)

(感想:八尋がタイトル獲得。八尋は東洋2位で、これまで20勝(12KO)2敗1分。1位の楊は12勝(10KO)2敗。スラリとした八尋は距離を取ってジャブ、ストレート。サウスポーの楊は低い姿勢からジャブ、左ストレート、左右フック。楊の振りの大きいフックをディフェンスして連打する八尋だがパンチが軽いため楊の前進を止められず、時折楊の左ストレートがヒットする。判定は2-1。ラウンドカットされた映像で観戦したため、カットされたラウンドに何があったかはわからないが、八尋の細かい連打とディフェンスが評価されたと思われる。八尋は後にサマン・ソーチャトロンWBC世界J・フライ級王座に二度挑戦したが、いずれもTKO負け。チャンスはもらえたが、世界を獲るにはパワー不足だったか。)
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平野公夫 2R KO マリオ・パコン
(J・フライ級戦、1993年)

(ダウンシーン)
2R:連打でパコンがダウン
(感想:サウスポーの平野は元日本J・フライ級王者でリカルド・ロペスの持つWBC世界ストロー級王座に挑戦したこともある。相手のパコンはフィリピンのフライ級1位。平野が上体を動かしながらジャブ、左ストレート、右フック。パコンは良いパンチを打つ選手。ジャブ、伸びのある右ストレート、キレのある左フック。接近戦では共に思い切りのいいパンチで打ち合う。2R、平野の左ストレートがマトモにヒット。そして連打でパコンがダウン。立ったがカウントアウト。平野が力強いKO勝ち。正直なところ平野にはパンチがある選手というイメージは無いが、やはりプロボクサー。ガツン、という感じで決めた左ストレートには迫力があった。)

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