「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

「浪速乃弁慶」亀田大毅③

WBA世界フライ級、IBF世界スーパーフライ級王者。世界王座防衛。「vs. ロセンド・ベガ(ノンタイトル戦)」、WBA戦「vs. 坂田健史」「vs. シルビオ・オルティーヌ」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

亀田大毅 10R 判定 ロセンド・ベガ
(スーパーフライ級戦、2010年)

(ダウンシーン)
3R:右ストレートでベガがダウン
(感想:世界王者、亀田の世界前哨戦。リングサイドには次期挑戦者の坂田健史。亀田はこれまで16勝(11KO)2敗。メキシコのベガは17勝(12KO)3敗。WBCの地域タイトルを狙った直前の試合では1RでKO負けしている。亀田が左のガードを下げた構えから左ジャブ、左フック。ベガは慎重な姿勢でジャブ、ワンツーを丁寧に打ち、右フックを時折振るう。接近戦では亀田はボディ攻撃、ベガはフック連打。3R、左フックからの右ストレートでベガがダウン。力強いパンチでダウンを奪った亀田だが、中盤以降はもう一つ。ジャブを使う亀田にベガは連打で対抗。判定は3-0。パワーで亀田が勝利。ベガは手数を出し、パンチをヒットさせるシーンもあったが受け身の姿勢でスピードに欠けていた。)

亀田大毅 12R 判定 坂田健史
WBA世界フライ級タイトル戦、2010年)

(感想:亀田がタイトル初防衛。協栄ジムの坂田(亀田も協栄ジムだったことがある)。これまで36勝(17KO)5敗2分。かつてこの王座を持っていたが、デンカオセーンにKOされて王座を失っている(亀田はデンカオセーンから判定で王座奪取)。「協栄ジム」「デンカオセーン」という共通点を持つ二人の対戦。坂田がブロックしながら前進し、ジャブ、フック連打。亀田はパワーとキレがある右ストレート、左フック。接近戦では互いにボディ打ち。3R、亀田の左フックがヒット。内容的には接戦。坂田は良い右ストレートを打つが、亀田はディフェンスし、右カウンターなどをヒットさせる。10R、激しい打ち合い。判定は3-0。手数が多かった坂田だが、亀田がパワー、カウンター、左パンチで勝利。これで引退の坂田。動きは悪くはなかったが、亀田はディフェンスが上手かった。)

亀田大毅 12R 判定 シルビオ・オルティー
WBA世界フライ級タイトル戦、2010年)

(感想:亀田がタイトル防衛。「ダブル世界戦」として行われた一戦(メインは「亀田興毅 vs. アレクサンデル・ムニョス」のWBA世界バンタム級王座決定戦)。亀田はこれまで18勝(11KO)2敗。オルティーヌは珍しいチャレンジャー。ルーマニアの選手。WBAフライ級14位で11勝(5KO)3敗。欧州フライ級王者でもある。選手入場。俳優の竹内力がゴツい声で「君が代」独唱。ゴング。亀田はいつものように左手を下げてフリッカージャブ。小柄なオルティーヌは器用にジャブ、左フック、連打。亀田は相手の連打をブロックするが、攻撃が単発。12R終了。挑戦者が手数で勝ったと思ったが、判定は2-1(115-113、116-112、110-118)。ジャッジの一人は大差でオルティーヌの勝利を支持。亀田のジャブには力強さがあり、相手の攻撃をブロックしてはいたが・・・。)

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