「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

「世界の村田」村田諒太④

WBA世界ミドル級王者&オリンピック金メダリスト。「vs. フェリペ・サントス・ペドロソ」「vs. ブルーノ・サンドバル」、WBA戦「vs. アッサン・エンダム(初戦)」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

村田諒太 4R TKO フェリペ・サントス・ペドロソ
(ミドル級10回戦、2016年)

(感想:香港で行われた村田のプロ10戦目。ペドロソはブラジルの選手でこれまで13勝(11KO)1敗。地元を中心にリングに上がり、王座を獲得したことはまだない。ニュースハイライト映像で観戦。ガードを固めて慎重姿勢のペドロソ。村田がいつものようにワンツー、左ボディ。パワーで優勢の村田。4R、右強打を次々にヒットさせレフェリーストップ勝ち。相手のレベルが低めだったような気がするマッチメイク。後、ペドロソはWBF王座、WBOの地域王座に挑戦したが、敗北している。村田の11戦目の相手はアメリカのジョージ・タドニッパー。試合地はラスベガス「MGM Grand」。WBC米大陸ミドル級王座を獲得するなど、戦績が良いタドニッパーだが、村田が1RでTKO勝ち。タドニッパーはそれがラストファイトとなった。)

村田諒太 3R KO ブルーノ・サンドバル
(ミドル級10回戦、2016年)

(ダウンシーン)
3R:右ストレートでサンドバルがダウン
(感想:IBFWBO3位、村田のプロ12戦目。サンドバルはメキシコの選手でこれまで19勝(15KO)1敗1分。WBC米国ミドル級王座を獲得、防衛してきた選手。村田と同じくらいの身長があり、テンポ良くジャブ、ワンツー、連打。しかし、村田はブロックしながら前進し、右ストレート、左フックで優勢。相手のパワーに押されるサンドバル。3R、右ストレートでダウン。レフェリーはそれをダウン扱いせずサンドバルを立たせようとするが、再び倒れたサンドバルにカウントを取る。完全に足に来ているサンドバルは立てず、KO。レフェリーがやや不手際だったような感じもあったが、村田が「ガツン」といった感じの衝撃的な右で快勝。外国人相手にパワーで負けない村田。日本人離れした頑丈なコブシの持ち主。)

アッサン・エンダム 12R 判定 村田諒太
WBA世界ミドル級王座決定戦、2017年)

(ダウンシーン)
4R:右ストレートでエンダムがダウン
(感想:WBA2位の村田がプロ13戦目で世界初挑戦。WBA1位エンダムはこれまで35勝(21KO)2敗。カメルーン出身でフランス国籍の黒人選手。デビュー以来、連戦連勝だったときもあり、WBA世界ミドル級暫定王座WBO世界ミドル級暫定王座(後、正規王者に格上げ)を獲得している。ニックネームは「Phenomeno(驚異的)」。何がどのくらい「驚異的」なのかを見せて欲しいところ。リング入場(ヒゲを生やした村田。エンダムはドレッドヘアー)。エンダムが足を使いながら距離を取ってジャブ、ワンツー、飛び込むように打つ左フック。村田はブロックしながらワンツー、右ストレートからの左ボディ打ち。4R、右アッパーを決めたエンダムだが、右ストレートでダウン。その後、パワーの村田、手数のエンダム、といった展開。7R、左ジャブ、右ストレートで二度エンダムが倒れたが、ダウン扱いされず(映像ではパンチが当たったように見えた。当たっていなかったのかも)。村田のパワーにエンダムが距離を取り続け、12R終了。共に自身の勝利を確信し、アピール。判定は2-1。エンダムの手数が評価されたと思われる。もったいない負け方をした村田。相手の攻撃をブロックし、強いパンチを当ててポイントを取ったように見えたが、敗北。ジャブが少な目だったのが響いた。)

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