「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

「世界の村田」村田諒太③

WBA世界ミドル級王者&オリンピック金メダリスト。世界ランカーとの対戦「vs. ダグラス・ダミアオ・アタイデ」「vs. ガナー・ジャクソン」「vs. ガストン・アレハンドロ・ベガ」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

村田諒太 5R KO ダグラス・ダミアオ・アタイデ
(ミドル級10回戦、2015年)

(ダウンシーン)
5R:ワンツーで2度、アタイデがダウン
(感想:村田のプロ七戦目。村田はWBC世界ミドル級7位(急上昇)。アタイデはブラジルの選手でこれまで13勝(6KO)1敗1分。WBOの地域王座を獲得し、WBOの15位にランクされている。見た目と構え方がマイク・マッカラムに似ているアタイデ。キッチリとガードを固めてジャブ、右アッパー、左ボディ打ち。器用な選手ではあるが、動きのスピード、パワーはそれほどでもない印象。村田はいつものようにブロックしながらジャブ、ワンツー、左ボディ攻撃。パワーで優勢の村田。アタイデはクリンチ。4R、アタイデの連打に村田がクリンチ。5R、タイミングのいいカウンター気味のワンツーでアタイデがダウン。立ったが、連打からのワンツーでアタイデが二度目のダウン。ダウンと同時にレフェリーは試合を止めた。村田が豪快に勝利。軽量級の試合では見られないパワーで快勝。アタイデは器用だったが、パワー不足。結局、世界戦に出ることなくキャリアを終えた。)

村田諒太 10R 判定 ガナー・ジャクソン
(ミドル級10回戦、2015年)

(感想:村田のプロ八戦目はラスベガス。ボブ・アラム「トップランク社」の興行(ティモシー・ブラッドリー、ワシル・ロマチェンコらが出場)。相手はニュージーランドのジャクソン。WBOの地域王座を獲得したことがあるが、これまでの試合は全て地元で行ってきた選手。手数が多く、積極的なジャクソン。ジャブ連打、接近して左右フック、右アッパー。村田はワンツー、ボディ打ちで対抗。パワーで村田が優勢。ジャクソンはクリンチを使いながら、最後まで手数を出したが、判定は3-0。共に手数がよく出ていた試合。村田がワンツーで勝利。よく頑張ったジャクソン。その後は地元のリングに上がり、村田戦が最初で最後の海外試合となった。)

村田諒太 2R KO ガストン・アレハンドロ・ベガ
(ミドル級10回戦、2016年)

(ダウンシーン)
1R:ワンツーでベガがダウン
2R:右ストレートでベガがダウン
(感想:上海で行われた村田のプロ九戦目。村田はWBCIBF世界ミドル級5位。ベガはアルゼンチンの選手。WBCWBOの地域王座に挑戦したことがあるが、大きなタイトルは獲得できていない。1R、ジャブにスピードがある村田。ベガは接近戦を仕掛け、力を込めて左右フック、ボディ攻め。ワンツーでベガがダウン。その後、ベガはフックで反撃するが、村田はブロック。2R、右ストレートでベガがうつぶせにダウン。ダメージが深いと見て、レフェリーは試合ストップ。村田が得意の右強打で快勝。ジャブにスピードが乗っていたのも良かった。ただし、接近戦ではぎこちないところも。ベガはその後、南アメリカスーパーミドル級王座を獲得したが、IBFの地域王座への挑戦はKO負け。現役続行中ではあるが、世界を獲得するのは難しそう。)

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