「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

「世界の村田」村田諒太⑥

WBA世界ミドル級王者&オリンピック金メダリスト。WBA戦「vs. スティーブン・バトラー」、WBAIBF王座統一戦「vs. ゲンナジー・ゴロフキン」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

村田諒太 5R TKO スティーブン・バトラー
WBA世界ミドル級タイトル戦、2019年)

(ダウンシーン)
5R:左フックでバトラーがダウン
(感想:村田がタイトル防衛。ロブ・ブラントを2Rで仕留めて王座を奪回した村田。これが初防衛戦。バトラーはカナダの選手でWBA8位。これまで28勝(24KO)1敗1分。IBFの北米王座、WBCのインター王座などを獲得しており、挑戦者としての資格は十分といったところ。共にジャブ。バトラーはジャブ、ワンツーにスピードがある。村田は右ストレート、右フック、左ボディ打ちがパワフル。2R、村田のワンツーがクリーンヒット。反撃するバトラーだが攻撃をブロックされ、さらに相手のパワーに押されてクリンチでしのぐ。5R、右フックが効いたバトラー。左フックでダウン。倒れると同時にレフェリーが試合を止めたほど強烈なパンチだった。村田が頑丈なコブシで快勝。バトラーには戦績ほどの凄みは感じられなかった。)

ゲンナジー・ゴロフキン 9R TKO 村田諒太
WBAIBF世界ミドル級王座統一戦、2022年)

(ダウンシーン)
9R:左フックで村田がダウン
(感想:ゴロフキンが王座統一。2019年12月23日にバトラーを破った村田。その後、マッチメイクやコロナ禍のため、試合ができない状態が長く続いた。そしてようやく2022年4月9日、念願のゴロフキン戦。ゴロフキンはカザフスタン出身の名王者。正確な強打が武器で、これまでWBAWBCIBF世界ミドル級王座を獲得。今回はIBF王者としてかつて保持していたWBA王座の吸収を狙う。日本で行われたビッグマッチ。共にガード。左が器用なゴロフキンが相手のガードの間を打ち抜くジャブ、左フックをヒットさせる。村田も得意のジャブ、ワンツーを使うがブロックされてしまう。6R、右パンチで村田のマウスピースが落下。9R開始早々、ゴロフキンがラッシュ。ワンツーで対抗する村田だが、右フックからの左フックを浴びてダウン。倒れると同時にコーナーからタオルが投げ込まれた。パワーでは負けていなかった村田。左ボディ打ちも良かったが、パンチを当てる巧さとディフェンスでゴロフキンが勝利。しかしながら、正直なところ共に動きのキレは全盛期に比べると落ちた印象。特に村田はバトラー戦後に長いブランクができてしまったのが悔やまれる。現時点では村田の進退は不明。ただ、カムバックしたとしてもこのゴロフキン戦以上の動きができるだろうか?)    

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