「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

「150年に1人の天才」大橋秀行③ 

WBAWBC世界ストロー級王者。「vs. ボーイ・エミリア」、WBC世界ストロー級タイトル戦「vs. 崔漸煥」「vs. ナパ・キャットワンチャイ」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

大橋秀行 2R KO ボーイ・エミリア
(J・フライ級戦、1989年)

(ダウンシーン)
2R:右ストレートでエミリアがダウン
(感想:WBA世界ストロー級1位の大橋。これまで11勝(7KO)3敗。エミリアはフィリピンのストロー級4位で12勝(2KO)4敗1分。大橋の強打を警戒しながらエミリアはジャブ、右ストレート。大橋は一発を狙うような姿勢で手数は少な目だが、左フック、右ストレートにパワーがある。2R、右ストレートでエミリアがダウン。失神KO。大橋が軽量級離れしたパワーで勝利。結果的にはミスマッチだったが、エミリアの伸びる右ストレートも悪くはなかった。)

大橋秀行 9R KO 崔漸煥
WBC世界ストロー級タイトル戦、1990年)

(ダウンシーン)
9R:左ボディフック、左ボディフックで2度、崔がダウン
(感想:大橋がタイトル獲得。当時日本ボクシング界は世界戦で負け続け。大橋が階級をストローに下げて挑戦。王者の崔は元IBF世界J・フライ級王者であり、井岡との試合でおなじみのナパ・キャットワンチャイをKOしてストロー級のタイトルを獲得。小柄な崔は大橋の強打を警戒しながらもジャブと回転の速い連打。大橋はパワーを込めたストレートと左フック。激しい打ち合い。9Rに左ボディフックで崔がしゃがみこむダウン。立ち上がったが、ボディで二度目のダウン。KO。ようやく日本に世界王者が。二冠王の崔も強く、良い選手だった。)

大橋秀行 12R 判定 ナパ・キャットワンチャイ
WBC世界ストロー級タイトル戦、1990年)

(ダウンシーン)
2R:右ストレートのカウンターでナパがダウン
(感想:大橋がタイトル初防衛。ナパは井岡との試合でおなじみのサウスポー。井岡戦のときとは違い、大橋の強打を警戒し、ジャブで距離を取る。大橋は狙いすぎているのか手数が少ない。2Rのダウン。その後は、大橋のパワー、ナパの手数、という展開。打たれ強く、しぶといナパは10Rにヒジ打ちの反則。試合前はKO決着も予想されたが12R終了。判定は3-0。大橋の一発のパワーが評価されたと思われる。大橋の次の防衛戦の相手はリカルド・ロペス。)

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