「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

「大阪のスター」井岡弘樹①

初代WBC世界ストロー級王者、WBA世界J・フライ級王者。タイトル挑戦と防衛。「vs. 小野健治」「vs. マイ・トンブリファームWBC世界ストロー級王座決定戦)」「vs. 李敬渕」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

井岡弘樹 10R 判定 小野健治
(日本ミニフライ級タイトル戦、1987年)

(感想:井岡がタイトル獲得。ミニマム級が「ミニフライ級」と呼ばれていた頃の試合。王者の小野は16勝(6KO)9敗4分。日本3位の井岡はデビュー以来7連勝(5KO)。セコンドには津田会長、エディ・タウンゼント仲本工事みたいな人。既にスタイルが完成している井岡。フットワーク、ジャブ。そして左フックからの右ストレートといったコンビネーション。小野は叩きつけるような左右フック。1R、左フックで小野がダウン寸前に。接近戦を避けたい井岡はクリンチ。小野は足は動いてはいるが、攻めが単発なため、パンチが当たらない。8R、攻める井岡。判定で井岡。リズミカルなジャブが評価されたか。小野は腕っぷしはあった。コンビネーションが使える選手だったら、井岡は苦戦していたかもしれない。王座を奪った井岡だが、防衛戦をすることもなく返上。マイ・トンブリファームWBC世界ストロー級王座決定戦を行う。)

井岡弘樹 12R 判定 マイ・トンブリファーム
WBC世界ストロー級王座決定戦、1987年)

(感想:井岡が世界タイトル獲得。井岡がフットワークとジャブ。攻めるシーンではコンビネーション。マイは単発。判定で井岡。この試合が本来の井岡らしいボクシング。ジャッジからすれば連打する井岡の方がポイントをつけやすかったと思われる。謎の選手だった「マイ・トンブリファーム」。井岡戦の時点で「19戦18勝(3KO)1敗、WBCストロー級2位」。国際的には全く無名。井岡戦の後、特に活躍もしていない。)

井岡弘樹 12R 判定 李敬渕
WBC世界ストロー級タイトル戦、1988年)

(ダウンシーン)
12R:連打で李がダウン
(感想:井岡がタイトル防衛。初代IBF世界ストロー級王者の李がWBC王座を狙って挑戦。井岡はいつものようにフットワークとジャブ。李は前進し、右を当てようとする。攻める李をさばこうとする井岡だが、李のフック連打を持て余す。時折右ストレート、左フックをヒットさせる井岡。12R、連打で攻める李だが、井岡の右ストレートからの連打でダウン。立ったが、さらに連打を浴びて背を向けたところでレフェリーストップ。終始攻め続けた李だが、井岡がシャープなコンビネーションで勝利。井岡は受け身に回るシーンが多かったが、パンチにキレがあった。李は打ち方、ディフェンスが雑な感じに見えた。)

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