初代WBC世界ストロー級王者、WBA世界Ｊ・フライ級王者。ストロー級王座を失った井岡の復帰戦。「vs. ウディン」「vs. ハイメ・アリグィン」「vs. マックス・ホルセイロ」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ：聖龍拳」
①井岡弘樹 10R 判定 ウディン・バハルディン
（Ｊ・フライ級戦、1990年）
（感想：WBC世界ストロー級戦でナパ・キャットワンチャイにKOされた井岡の再起戦。インドネシアのウディンは柳明佑（WBA世界Ｊ・フライ級王者）に挑戦して負けた再起戦。井岡のセコンドにはヘルマン・トーレス。井岡は足を使って距離を取りながらジャブ。時折コンビネーション（左フックからの右ストレート、など）。ウディンは得意の右ストレートは強そうだが手数が少ない。大ざっばなウディンの攻撃をかわす井岡。判定は３－０。あまり攻めなかったウディン。相手に勝たせてあげた、という感じの試合ぶりだった。）
②井岡弘樹 10R 判定 ハイメ・アリグィン
（Ｊ・フライ級戦、1990年）
（感想：アリグィンはフィリピン人。後にIBF世界ストロー級王者になるマニー・メルチョルに勝っているタフなファイター。小柄で井岡とは身長差がある。ジャブを連打する井岡。アリグィンはブロックしながら荒っぽく左右フックを打ち込もうとする。そんなアリグィンの攻撃を井岡はクリンチし、左フックからの右ストレートといったコンビネーション、左ボディ打ちでポイントを重ねる。判定で井岡。アリグィンはタフだったが、攻撃が単発だった。）
③井岡弘樹 10R 判定 マックス・ホルセイロ
（Ｊ・フライ級戦、1991年）
（感想：ホルセイロはフィリピン人。後にWBA世界ストロー級王者になるチャナ・ポーパオインに判定負けしている中堅どころ。ジャブ、右ストレート、左フックといったパンチは一発一発は悪くはないが、攻撃が単発。井岡はジャブ連打、ワンツー、左ボディ打ち。まるでパンチを当てる練習をしているかのようにホルセイロにコンビネーションを決める。判定で井岡。KOできなかったのが少し残念。）
