「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

「スラリとしたフライ級」穂積秀一①

日本J・フライ級、フライ級王座を獲得。WBA世界フライ級王座に二度挑戦。「vs. 友利正」「vs. サントス・ラシアル(WBA戦)」「vs. 風来ゆうと」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

穂積秀一 10R 判定 友利正
(日本J・フライ級タイトル戦、1980年)

(感想:穂積がタイトル獲得。日本1位の穂積はデビュー以来12連勝(3KO)。王者の友利は15勝(4KO)2敗。共にジャブ、ストレート。フットワークで距離を取って連打する穂積。友利はパワーを込めてフックを振るう。共にKO勝ちは少ないが、パンチにはキレがあり、思い切りのいい打ち方。手数で穂積、パワーで友利、といった展開。判定は2-0。3-0かと思ったが、友利のパワーが評価されたか(友利は後にWBC世界J・フライ級タイトルを獲得)。穂積はこのタイトルを防衛することもなく返上し、東洋太平洋J・フライ級タイトルに挑戦したがKO負け。)

サントス・ラシアル 2R KO 穂積秀一
WBA世界フライ級タイトル戦、1983年)

(ダウンシーン)
2R:連打、左フックで2度、穂積がダウン
(感想:ラシアルがタイトル防衛。穂積が「日本フライ級王者」として世界に挑戦。フットワークとジャブを使う穂積。2Rに一気に勝負がついた。ラシアルは小柄だがパワーがあり、左フックをきっかけにラッシュ。二度のダウン。連打でレフェリーストップ。「ダウン」といってもロープに腕が引っかかったようなスタンディングダウンもあったが、パンチが効いてしまったため、ラシアルの凄まじいフック連打で一気に仕留められてしまった。)

穂積秀一 9R TKO 風来ゆうと
(日本フライ級タイトル戦、1983年)

(ダウンシーン)
1R:左ジャブで穂積がダウン
4R:右ストレートで風来がダウン
8R:右ストレートで風来がダウン
9R:右ストレートで風来がダウン
(感想:穂積がタイトル防衛。穂積はこれまで21勝(6KO)3敗。日本1位の風来は8勝(5KO)1敗。1R、共にジャブ、ワンツー。穂積はいつものようにフットワークと速いジャブ。風来はパワーを込めて攻める。タイミングのいい左ジャブで穂積がダウン。4R、右ストレートで風来がダウン。5R、風来がキズのチェックを受ける。打って出る風来、応戦する穂積。8R、右ストレートで風来がダウン。9R、凄まじい右ストレートで風来がダウン。立ったが、レフェリーは試合を止めた。風来はパワフルな右ストレートを打っていたが、あまりパワーを込めると疲れるのが早くなり、隙もできる。穂積が経験と右ストレートで豪快に勝利。)

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