日本Ｊ・フェザー級、東洋太平洋Ｊ・フェザー級王者。デビュー当初の試合「vs. アンチェイン梶」「vs. 徳久勝人」「vs. フランシスコ・ルエバノ」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ：聖龍拳」
①葛西裕一 1R TKO アンチェイン梶
（バンタム級戦、1989年）
（ダウンシーン）
1R：左フックで梶がダウン
（感想：葛西のデビュー戦。梶はこれが三戦目であるが勝ち星はまだ無し。アップライトな姿勢で梶がジャブ、ストレートで攻める。葛西はディフェンスしながらスラリとした長身からジャブを繰り出し、左フックを合わせる。攻める梶だが左フックでダウン。立ったが、左ボディでうずくまったところでレフェリーストップ。葛西がシャープなパンチで勝利。梶はディフェンスができていなかったように見えた。）
②葛西裕一 2R KO 徳久勝人
（Ｊ・フェザー級戦、1991年）
（ダウンシーン）
2R：右ストレート、右ストレートで２度、徳久がダウン
（感想：葛西はこれまで10戦全勝（7KO）。徳久は8勝（4KO）2敗2分。ジャブで攻める徳久。左フック、右ストレートを思い切って打っていく。葛西は1Rから右ストレートをヒットさせる。2R、右ストレートで徳久がダウン。さらに右ストレートで二度目のダウン。ダメージ深く、ダウンと同時にレフェリーは試合を止めた。徳久の動きは悪くはなかったが、葛西がパンチのキレで勝利。）
③葛西裕一 3R TKO フランシスコ・ルエバノ
（Ｊ・フェザー級戦、1992年）
（感想：葛西の海外武者修行。カリフォルニアのグレート・ウェスタン・フォーラム。リングアナはジミー・レノン・ジュニア。葛西は日本Ｊ・フェザー級１位で、これまで11戦全勝（8KO）。左ジャブを連打して右ストレートを打つなど、テンポよく連打。3R、右ストレートを食ったルエバノの動きが止まったところでレフェリーストップ。格下相手に妥当な結果。葛西はスピードだけではなく、小柄なルエバノのボディを左で叩くなどの器用さもあった。）
