「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

「アマチュアのエリート」石井幸喜①

実力者ながら無冠に終わったフライ級ボクサー。「vs.玉城和昌」「vs.楊弘洙」「vs.高木信二」「vs.金喆鎬(WBC世界J・バンタム級タイトル戦)」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

石井幸喜 6R KO 玉城和昌
(フライ級戦、1980年)

(ダウンシーン)
2R:右ストレートで玉城がダウン
3R:右ストレートで石井がダウン
5R:連打で玉城がダウン
6R:連打、連打、右ストレートで3度、玉城がダウン
(感想:日本フライ級2位の石井はデビュー以来5連勝(3KO)。黒人アメリカ兵の父と日本人の母とのハーフ。日本フライ級王者、玉城とノンタイトル戦。玉城は具志堅に似たサウスポー。フットワークを使って距離を取りながら右ジャブ、左ストレート、右フック。石井が攻めの姿勢でジャブ、右ストレート、フック連打。2R、強烈な右ストレートで玉城がダウン。3R、意表を突くような右ストレートを食って石井がダウン。それでも攻める石井。5R、左フックをキッカケに石井がラッシュ。ラウンド終了間際、連打で玉城がダウン。6R、三度のダウンで試合終了。なぜ日本ランカーなのにノンタイトル戦だったのかはわからないが、石井が攻撃力で王者に勝利。ただ、真っ直ぐ攻めて打たれてしまうところが気になった。)

石井幸喜 10R 判定 楊弘洙
(フライ級戦、1981年)

(ダウンシーン)
6R:連打で楊がスタンディングダウン
(感想:日本フライ級1位の石井。WBA世界フライ級5位の楊と対戦。これまで26勝(8KO)5敗3分の楊はサウスポー。互いにジャブ。石井が接近して連打。楊は左のパンチが強い印象。接近戦では互いにボディ攻撃。攻める石井。楊はロープを背負うシーンが多くなっていく。6R、連打で楊がスタンディングカウントを取られる。その後も楊は受け身の姿勢。判定で石井。攻める姿勢と手数で勝利。楊は強そうなパンチを持っていたが受け身だった。もっと攻めてほしかったところ。)

石井幸喜 4R KO 高木信二
(フライ級戦、1981年)

(ダウンシーン)
4R:右ストレート、右フックで2度、高木がダウン。左ストレートで石井がダウン。
(感想:WBA世界フライ級2位の石井。日本フライ級7位の高木と対戦。高木はこれまで7勝(4KO)2敗。共にジャブ。上体を動かしながら石井が右ストレート。高木はややアップライトな姿勢から左ジャブ、左フック、と左を多用。手数が多い打ち合い。石井の強打がヒット。3R、石井が連打を食ってピンチ。そして波乱の4R。高木が二度のダウン。逆に左ストレートで石井がダウン。しかし最後は高木が連打を浴びてレフェリーストップ。攻撃力で石井が勝利。ただ、打たれ弱さも見せた。)

金喆鎬 8R KO 石井幸喜
WBC世界J・バンタム級タイトル戦、1982年)

(ダウンシーン)
3R:右フックで金がダウン
6R:左フックで石井がダウン
7R:右フックで石井がダウン
8R:連打で石井がダウン
(感想:金がタイトル防衛。WBA世界フライ級1位の石井。階級を上げて韓国で挑戦。1Rから積極的に攻める金。応戦する石井。3R、右フックで金がダウン。その後は金が休むことなく精力的に連打。ダウンを繰り返した石井は8Rにレフェリーストップ。逆転負けを喫した石井だが、3Rにダウンを奪った右フックはいいパンチだった。)

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