「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

「アップライトなJ・ライト級」赤城武幸

日本J・ライト級王者。ジャブ、ストレートが武器だった正統派。「vs. 古城賢一郎(再戦)」「vs. 郷田光伸」「vs. タイガー・アリ(再戦)」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

赤城武幸 10R 判定 古城賢一郎
(日本J・ライト級タイトル戦、1990年)

(感想:赤城がタイトル奪回。再戦。初戦は古城が判定でこの王座を獲得。これまで古城は14勝(3KO)6敗3分。WBC世界J・ライト級8位の赤城は11勝(7KO)1敗。マーロン・スターリングばりにブロックしながら古城がジャブ、接近してフック攻撃。赤城はアップライトスタイルからのジャブ、右ストレート、左フック。古城のパンチが時折ヒットするが単発で空振りも多い。連打する赤城。判定は3-0。赤城のパンチの正確さが評価されたと思われる。古城はよく前に出たが、ブロックの隙間を打たれてしまった。)

赤城武幸 1R KO 郷田光伸
(日本J・ライト級タイトル戦、1991年)

(ダウンシーン)
1R:右フック、右ストレート、右ストレートで3度、郷田がダウン
(感想:赤城がタイトル防衛。古城から奪回した王座の防衛戦。郷田はこれまで14勝(12KO)5敗1分、とKO率が高い。共にヒゲ。郷田がジャブ連打。赤城は距離を取りながらジャブ。互いに右ストレートを狙う。右フックで郷田がダウン。ラッシュする赤城。さらに二度のダウンでスリーノックダウン、KO。気合いが入っていた両者。やや強引だったが、赤城が一気に仕留めた。先制攻撃が功を奏した一戦。赤城の次の防衛戦の相手は新鋭、渡辺雄二。)

タイガー・アリ 10R TKO 赤城武幸
東洋太平洋J・ライト級タイトル戦、1992年)

(ダウンシーン)
4R:右フックで赤城がダウン
10R:連打、左ストレートで2度、赤城がダウン
(感想:アリがタイトル防衛。再戦。初戦は赤城が2-0の判定で勝利して日本J・ライト級王座を防衛。東洋1位の赤城はこれまで17勝(10KO)2敗。フィリピンの王者アリは31勝(10KO)3敗1分。サウスポーのアリ。ジャブを使いながら左ストレートを狙う。赤城は攻めの姿勢で右ストレートを当てようとする。共にジャブは少な目。接近戦ではフック連打。4R、強烈な右フックで赤城がダウン。その後も前に出てボディ攻撃をする赤城だが、反撃の強打を食う。10R、連打を浴びて赤城がダウン。左ストレートでさらにダウン。最後は連打でレフェリーストップ。一発で倒すタイプではないボクサータイプの赤城が一貫して攻めの姿勢。ジャブも少なく、ファイターのような戦い方。作戦ミスだったような気もするが、本人がそういう試合を望んだのかもしれない。これで赤城は引退。打たれてしまう欠点があったが、キレイなジャブ、ストレートを打つ選手だった。)

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