「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

「日本人初の世界ミドル級王者」竹原慎二④

WBA世界ミドル級王者。東洋太平洋王座戦「vs. 李成天(再戦)」、WBA戦「vs. ホルヘ・カストロ」「vs. ウィリアム・ジョッピー」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

竹原慎二 12R 判定 李成天
東洋太平洋ミドル級タイトル戦、1995年)

(ダウンシーン)
5R:左フックで李がダウン
8R:左フックでダブルノックダウン
12R:左フックで李がダウン
(感想:竹原がタイトル防衛。このタイトルの王座決定戦で戦った李と再戦。竹原は左ジャブとコンビネーション。李は接近してフックを叩きつける戦法。ジャブで李を突き放す竹原。5R、左フックで李がダウン。8R、左フックでダブルノックダウン。12R、李がダウン。判定で竹原。「ダブルノックダウン」で非常に有名な試合。タフな李のフックを浴びながらも六度目のタイトル防衛に成功。竹原の次の試合はWBA世界ミドル級王者ホルヘ・カストロへの挑戦。)

竹原慎二 12R 判定 ホルヘ・カストロ
WBA世界ミドル級タイトル戦、1995年)

(ダウンシーン)
3R:左ボディフックでカストロがダウン
(感想:竹原がタイトル獲得。WBA4位の竹原。これまで23戦全勝(18KO)。アルゼンチンのカストロは98勝(68KO)4敗2分。竹原はいつものようにジャブ、右ストレート、左フックのコンビネーション。カストロもいつものようにフック攻撃。3R、左ボディフックでカストロがダウン。その後は接近戦での打ち合い。判定は3-0。パンチの正確さが評価されたと思われる。竹原はジャブを多用し、得意の右ストレートを生かすことができた。カストロが元々パンチが正確ではない不器用なところもある選手だったというのもあったが、竹原が日本人初の世界ミドル級王者に。)

ウィリアム・ジョッピー 9R TKO 竹原慎二
WBA世界ミドル級タイトル戦、1996年)

(ダウンシーン)
1R:右ストレートで竹原がダウン
(感想:ジョッピーがタイトル獲得。竹原の初防衛戦。テレビ東京で放送された。1R、共にジャブ。ジョッピーはフットワークで距離を取り、速い連打。右ストレートがクロス気味に入って竹原がダウン。1Rから竹原は出血し、振りの大きいパンチは当たらない。4R、ジョッピーが竹原を挑発(レフェリーに注意される)。ジャブと右ストレートが効果的なジョッピー。5R、強打を浴びる竹原。9R、コーナーで竹原が連打されてレフェリーストップ。ジョッピーはなかなかの実力者。体のバネを生かしたボクシング。「パンチの回転の速さ」で勝負がついた。これで竹原は引退。網膜剥離が原因、とのこと。海外のトップクラスのスピードには対抗できなかったが、日本人離れしたパワーと日本の重量級ボクサーにしては珍しい器用さを持つ選手だった。)

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