WBA世界スーパーフェザー級、ライト級王者。日本王座、東洋王座も獲得。キャリア初期の試合「vs. 文炳洙」「vs. ジュン・マタナガス」「vs. 朴宰佑」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ：聖龍拳」
①畑山隆則 3R KO 文炳洙
（ライト級戦、1995年）
（ダウンシーン）
3R：右フックで文がダウン
（感想：日本Ｊ・ライト級３位の畑山。これまで10連勝（8KO）。韓国ライト級５位の文は8連勝（4KO）。共に全勝。畑山は上体を忙しく動かしながらジャブ、右ストレート。文はジャブ、右ストレート、左右フックを使うが、パンチのキレはあまりない。2R、畑山の右ストレートがクリーンヒット。接近戦では互いにボディ攻撃。3R、右フックで文がダウン。立ったが、セコンドからタオルが投入されて試合終了。ディフェンスに差があった試合。畑山はパンチにキレとパワーがあり、後に大きな試合で見せるような攻撃パターンをこの時点で既に持っていた。）
②畑山隆則 2R KO ジュン・マタナガス
（Ｊ・ライト級戦、1995年）
（ダウンシーン）
2R：左フックでマタナガスがダウン
（感想：フィリピンのＪ・ライト級９位のマタナガス。これまで18勝（8KO）2敗1分のサウスポー。右ジャブ、そして左ストレート。畑山はいつものように上体を動かしながらジャブ、ストレートを使い、接近して左フック。接近戦でのボディの打ち合い。2R、畑山の左フック。倒れまい、とばかりにマタナガスは畑山にしがみついたがダウン。立てず、KO。畑山が圧勝。左フックが得意な畑山にとっては相手がサウスポーでも特に問題は無かった様子。左ボディ打ちもパワーが乗っていて良かった。）
③畑山隆則 2R KO 朴宰佑
（Ｊ・ライト級戦、1995年）
（ダウンシーン）
2R：左フックで朴がダウン
（感想：韓国Ｊ・ライト級４位の朴。これまで10勝（5KO）2敗1分。ブロックしながらジャブ、ワンツー、左フック。しかしながら、畑山の攻撃力に押され気味。2R開始早々、左フックで朴がダウン。KO。レフェリーがカウントを取ることもなく試合終了を宣言したほどの強烈なKO劇。畑山が「ボクシングの怖さ」を見せつけた試合。）
