「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

「サウスポーのテクニック」越本隆志

WBC世界フェザー級王者。連戦連勝で世界挑戦。WBC戦「vs. 池仁珍」「vs. ルディ・ロペス」、全日本フェザー級新人王決定戦「平仲信敏 vs. 渡辺司」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

越本隆志 12R 判定 池仁珍
WBC世界フェザー級タイトル戦、2006年)

(感想:越本がタイトル獲得。サウスポーの越本。1993年度全日本フェザー級新人王。王座決定戦で日本フェザー級王座獲得。無敗のままフレディ・ノーウッドのWBA世界フェザー級王座に挑戦したがKO負け。王座決定戦で東洋太平洋フェザー級王座獲得。連勝を続け、この二度目の世界挑戦。フットワーク&ジャブからの左ストレート。池は右を当てようとし、接近して連打するが、ガチャガチャした打ち方で正確さに欠ける。越本のテクニック、池のパワー。10R、越本の左ストレートがヒット。判定は2-1。越本が王者を圧倒したわけではないが、距離を取って巧くさばいた印象。池は攻撃が雑で、パンチを当てる工夫に欠けていた。)

ルディ・ロペス 7R TKO 越本隆志
WBC世界フェザー級タイトル戦、2006年)

(感想:ロペスがタイトル獲得。越本がメキシコの挑戦者を迎え撃つ。積極的にジャブを飛ばす越本。ロペスは慎重姿勢でスタートしたが越本にはパワーが無いと見たか、攻めの姿勢に転じる。2R、ロペスの右フックがヒット。時折サウスポーにスイッチしながらロペスは左右フック、右ストレートで前進。応戦する越本。7R、ロペスがラッシュ。越本が連打を浴びて後退したところでレフェリーストップ。越本のダメージは酷く、タンカで運び出されていった(これがラストファイトに)。初防衛に失敗した越本。KOを狙うような打ち方ではなかったため、ファイターのロペスを強気にさせてしまったようだ。そんなロペスも初防衛に失敗。池仁珍が王座を奪回。)

平仲信敏 6R 判定 渡辺司
(全日本フェザー級新人王決定戦、1988年)

(感想:西の平仲はこれまで2勝(2KO)。兄は平仲明信(後に世界王者に)。東の渡辺は4勝(4KO)。5R、6Rの映像で観戦。互いにジャブ、そしてストレートを狙う。サウスポーの平仲が左ストレートでボディ攻撃。渡辺の右をディフェンス。判定は3-0。当てるテクニックで平仲が勝利。後、渡辺は松本弘司と日本フェザー級王座を争ったが敗北。平仲は同タイトルを松本から奪取。しかし、二度の世界挑戦と東洋王座への挑戦は失敗。共に国内の実力者にとどまった。)

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