「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

「全試合KO勝ち」エドウィン・バレロ

WBA世界スーパーフェザー級WBC世界ライト級王者。驚異的なパワーと悲惨な最期。「vs. ヘナロ・トラサンコス」、WBA戦「vs. 本望信人」「vs. 嶋田雄大」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

エドウィン・バレロ 2R TKO ヘナロ・トラサンコス
(ライト級戦、2006年)

(ダウンシーン)
2R:左ストレートでトラサンコスがダウン
(感想:日本で行われた試合。デビュー以来、18連続1ラウンドKO勝ちのバレロベネズエラ出身のサウスポーで、ニックネームは「KOダイナマイト」。トラサンコスはメキシコの選手で、元WBC米大陸スーパーフェザー級王者。開始から攻めるバレロ。アップライトスタイルで左ストレート、左右フック。トラサンコスは足を使いながらジャブ、フックで何とかしのぐ。2R、左ストレートがボディにヒットしてトラサンコスがダウン。ダウンと同時にレフェリーは試合を止めた。やや攻めが強引な感じもしたが、バレロがパワーで圧勝。トラサンコスはストップに不満のようだったが、防戦一方だったため、ストップは致し方ないといったところ。)

エドウィン・バレロ 8R TKO 本望信人
WBA世界スーパーフェザー級タイトル戦、2007年)

(感想:バレロがタイトル防衛。全試合KO勝ちで世界王者になったバレロの防衛戦。日本で行われた試合。本望はバレロの強打を警戒し、ガードを上げてブロック、ジャブ。バレロはフットワークをほとんど使わず、得意の強打でジリジリ相手との距離を詰める。良い右ストレートを打つ本望だが、ディフェンスして下がりながらのパンチのため効果は少な目。時折バレロのフックがヒット。8R、キズのチェックを受ける本望。顔の腫れと出血が悪化した本望は二度目のドクターチェックでストップ。キズによる敗北に本望は悔しそうな表情ではあったが、あのまま続けていてもダメージが深くなるだけだったのではないか? 本望は負けたがダウンしなかったことでタフさを証明。)

エドウィン・バレロ 7R TKO 嶋田雄大
WBA世界スーパーフェザー級タイトル戦、2008年)

(ダウンシーン)
2R:右フックで嶋田がダウン
(感想:バレロがタイトル防衛。日本で行われた試合。挑戦者の嶋田は36歳。ガードを上げてフットワークを使いながら距離を取り、ジャブ、右ストレート。バレロはいつものように強打で前進。2R、嶋田の右ストレートがカウンターでヒット。動きが軽やかな嶋田だが、試合自体はバレロがパワーで優勢。7R、バレロの右ストレートが炸裂。右フックで嶋田がダウン。立ったが、左目の腫れもあってレフェリーストップ。バレロのパワーは相当なもの。嶋田も本望と同様、バレロが攻めると自然に下がってしまっていた。後、バレロは王座決定戦でWBC世界ライト級王座を獲得し、二階級制覇。全試合KO勝ち、というパーフェクトなレコードで勝ち続けたが・・・。

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