「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

「ボクシングの本場で活躍」西岡利晃

WBC世界スーパーバンタム級王者。世界王座防衛戦「vs. ジョニー・ゴンサレス」「vs. バルウェグ・バンゴヤン」「vs. マウリシオ・ムニョス」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

西岡利晃 3R TKO ジョニー・ゴンサレス
WBC世界スーパーバンタム級タイトル戦、2009年)

(ダウンシーン)
1R:右ストレートで西岡がダウン
3R:左ストレートでゴンサレスがダウン
(感想:西岡がタイトル防衛。ウィラポン・ナコンルアンプロモーションの持つWBC世界バンタム級王座に四度挑戦して勝てなかった西岡。王座決定戦でWBC世界スーパーバンタム級暫定王座を獲得し、正規王者に昇格。メキシコ、モンテレイでハードパンチャー、ゴンザレスの挑戦を受ける。西岡のセコンドには葛西裕一、テレビの実況席にはフリオ・セサール・チャベス。互いにストレートを狙う。元WBO世界バンタム級王者ゴンサレスは左フックもパワフル。1Rのダウン。ゴンサレスは力むのではなく、確実に当てていくような感じで打ち、手数も多い。西岡はディフェンスしながらジャブ、ストレート。3R、左ストレート一撃でゴンサレスがダウン。立ったがフラついておりストップされた。ゴンサレスが押し気味の試合だったが、一発で逆転。西岡は名のある強豪をKOしたことで大いに自信がついたに違いない。)

西岡利晃 5R TKO バルウェグ・バンゴヤ
WBC世界スーパーバンタム級タイトル戦、2010年)

(ダウンシーン)
5R:左ストレートでバンゴヤンがダウン
(感想:西岡がタイトル防衛。これまで全勝のバンゴヤン。WBCインター・スーパーバンタム級タイトルを獲得した実績があるフィリピン人。ガードを上げて思い切った右ストレート、振りの大きい左フックで前進。西岡はディフェンス&左ストレート。右ストレートをヒットさせるバンゴヤンだが、ローブローを繰り返し、減点されるシーンも。5R、強烈な左ストレートでバンゴヤンがダウン。これが完全に効いたか、立ったが足元が定まらず。西岡が攻めたところでレフェリーストップ。あのタフなジョニー・ゴンサレスを倒した左ストレートで西岡が防衛。バンゴヤンは活きの良い戦いぶりだったが、ややパンチの振りが大きく、その分、隙があったようだ。その後、バンゴヤンは勝ったり負けたりを繰り返し、平凡なキャリアになってしまった。)

西岡利晃 9R KO マウリシオ・ムニョス
WBC世界スーパーバンタム級タイトル戦、2011年)

(ダウンシーン)
9R:左ストレートでムニョスがダウン
(感想:西岡がタイトル防衛。長谷川穂積西岡利晃粟生隆寛WBC王者が防衛戦を行う「三大世界戦」の一つ。これまで37勝(23KO)4敗3分の西岡。WBC6位の挑戦者ムニョスはアルゼンチンの選手で、21勝(9KO)2敗。「アルゼンチンの選手」と言えばガッチリした体格を(個人的には)イメージするが、ムニョスはスリムな体型。速いジャブ、ストレート、フック、ボディ攻撃、といった速いパンチが武器。精力的に攻めるムニョス。西岡はムニョスの勢いに押されるシーンもあるが、ディフェンスしながらガードの隙を突くパンチ。9R、西岡の左ストレートがカウンターでヒット。さらに左ストレートでムニョスがダウン。ダメージ深く、立てず。なかなか積極的だったムニョスだが右目が大きく腫れていた。西岡がインサイドからのパンチを細かく入れて最後は豪快にフィニッシュ。経験の差が出た模様。後、西岡はあのラファエル・マルケスにも勝利して王座防衛。ラストファイトはノニト・ドネア戦。西岡は連打とタイミングで倒すタイプ。ドネアのケタ外れのハードパンチには敵わなかったが、得意の左ストレートを巧く生かす才能があった。)

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