「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」「大草史隆 vs. 佐藤克俊(ミドル級戦)」「笠木康人 vs. 加藤祐二(ウェルター級戦)」「矢代家康 vs. リカルド千葉(J・フライ級戦)」を紹介します。
①大草史隆 2R TKO 佐藤克俊
(ミドル級戦、1994年)
(ダウンシーン)
2R:右フックで佐藤がダウン、フックでスタンディングダウン
(感想:大草はこれまで5勝(5KO)3敗。佐藤は4勝(2KO)5敗。共にジャブ、右ストレート、左フック。攻める佐藤、応戦する大草、といった展開。2R、攻める佐藤だが、右フックでダウン。さらにフックを食ってスタンディングカウントを聞く。最後はフックを浴びてレフェリーストップ。重量級らしい迫力のある打ち合いが見られた試合だったが、2Rの右フックで勝負がついた印象。再戦も大草の勝利。後に佐藤は大東旭の持つ日本J・ミドル級王座に挑戦(KO負け)。大草はタイトルには挑戦できなかった。)
②笠木康人 4R TKO 加藤祐二
(ウェルター級戦、1995年)
(ダウンシーン)
2R:右ストレートで加藤がダウン
4R:右ストレートで加藤がダウン
(感想:日本ウェルター級8位の加藤。吉野弘幸にKOされた再起戦。笠木は日本J・ウェルター級5位で吉野と同じワタナベジム所属。加藤が速いジャブを飛ばす。笠木はややぎこちないが積極的にジャブ、ストレート、フック連打で攻める。2R、笠木の右ストレートがヒット。さらに右ストレートで加藤がダウン。その後、ジャブで応戦する加藤だが、笠木はチャンスとばかりに闇雲に連打。4R、右ストレートで加藤がダウン。立ったが、連打を浴びてレフェリーストップ。笠木が勢いで押し切った一戦。後、笠木、加藤は共に日本王座に挑戦することもなく引退。中堅どころにとどまった。)
③矢代家康 4R 判定 リカルド千葉
(J・フライ級4回戦、年)
(感想:共にデビュー戦。矢代はアマチュアの高校王者。リカルドは元世界王者のリカルド・アルレドンドの息子。サウスポーの矢代。本来はジャブ、左ストレートを使うタイプだと思われるが、リカルドがまるでケンカのように大きな右フック、ストレートで仕掛けていくため初回から打ち合いに。互いのストレートがヒット。矢代は左ストレート、リカルドは右フックがそれぞれ印象的。初回から最後まで打撃戦が続く。判定で矢代。デビュー戦にしては激しかった試合。両者の記録が少ないため、どんな選手だったのかは個人的に詳しくはないが、矢代は後に試合のダメージにより引退。リカルドがその後どんな試合をしたかは不明。)