「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

「KOダイナマイト」内山高志⑤

WBA世界スーパーフェザー級王者。安定した試合ぶりで世界王座防衛。「vs. 金子大樹」「vs. イスラエル・ペレス」「vs. ジョムトーン・チューワッタナ」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

内山高志 12R 判定 金子大樹
WBA世界スーパーフェザー級タイトル戦、2013年)

(ダウンシーン)
10R:右フックで内山がダウン
(感想:内山がタイトル防衛。これまで20勝(17KO)1分の内山。WBA4位の金子は日本スーパーフェザー級王座を四度防衛しており、19勝(12KO)2敗3分。共にジャブ。内山は得意のワンツー。左が器用な金子は左ジャブ連打、左フック。4R、金子の右フックがヒットし、内山はクリンチ。ジャブを打たれて左目が腫れていく金子だが、攻める姿勢で時折ジャブ、右フックを決める。ワンツーとディフェンスで手堅い試合を見せる内山だが、10Rに強烈な右フックをロープ際で食ってダウン。11R、攻める金子、カウンターする内山。12Rも激しい打ち合い。判定は3-0。終盤に会場をドッと沸かせた金子だが、試合全般では内山がワンツーとディフェンスでポイントを積み重ねていた。なかなか力強かった金子。後、ジョムトーン・チューワッタナの東洋太平洋スーパーフェザー級王座に挑戦したが判定負け。国内王者にとどまった。)

内山高志 10R TKO イスラエル・ペレス
WBA世界スーパーフェザー級タイトル戦、2014年)

(ダウンシーン)
8R:右ストレートで内山がダウン
(感想:内山がタイトル防衛。これまで21勝(17KO)1分の内山。これがちょうど一年ぶりの試合。WBA8位の挑戦者ペレスはアルゼンチンの選手で27勝(16KO)2敗1分。年齢は共に35歳。ペレスがブロックしながら積極的にジャブ、フック。特に左ボディ打ちがパワフルで、右フックはやや大振り。内山はいつものようにブロック&ワンツー。力強くボディを攻めるペレスだが、ローブローも多い。内山も左でボディを攻撃し、相手のガードの隙を突くパンチを入れていく。8R、右ストレートがボディにヒットして内山がダウン(ただし、レフェリーはこれをダウン扱いせず)。9R、右ストレートで攻める内山。9R終了後、ペレスが棄権。右マブタの負傷が原因か? 互いに力強く打ち合った試合。ペレスの左ボディフックはなかなか迫力があった。内山はしっかりブロックし、ジャブを正確に当てていったところが良かった。)

内山高志 2R TKO ジョムトーン・チューワッタナ
WBA世界スーパーフェザー級タイトル戦、2015年)

(ダウンシーン)
2R:右ストレートでジョムトーンがダウン
(感想:内山がタイトル防衛。これまで22勝(18KO)1分の内山。強打で防衛を続け、WBAから「スーパー王者」に認定された。ジョムトーンはムエタイでの実績を引っさげて国際式に転向してきた男で、9連勝(4KO)、WBA7位。TV解説席にはWBC王者、三浦隆司。共にガードを上げてジャブ。サウスポーのジョムトーンはスラリとした体型からジャブを飛ばすボクサータイプ。内山が接近して右ストレート、左ボディ打ち。2R、内山の速い右ストレートでジョムトーンが大の字にダウン、KO。内山の右が凄まじかった一戦。ジョムトーンがサウスポーのテクニックで内山の攻撃をかわしていくのかと思われたが、実に速い右で終わってしまった。2Rで負けたから言う訳ではないが、映像で観た感じではジョムトーンにはあまりパワーは感じられなかった。)

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