「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

「南アフリカで世界獲得」オルズベック・ナザロフ③

WBA世界ライト級王者。キルギス出身。東洋太平洋ライト級タイトル戦「vs. 宗光植」、WBA世界ライト級タイトル戦「vs. ディンガン・トベラ(初戦・再戦)」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

グッシー・ナザロフ 2R KO 宗光植
東洋太平洋ライト級タイトル戦、1993年)

(ダウンシーン)
1R:右フックで宗がダウン
2R:左ボディ、左フックで2度、宗がダウン
(感想:ナザロフがタイトル防衛。ナザロフはこれまで14戦全勝(12KO)。東洋1位の宗は10戦全勝(6KO)。1R、飛び込むような打ち方で左フックを放つ宗。攻めるときのバランスが良くない印象。ここでハプニング。宗の右ストレートがヒットしてナザロフがグラつく。その後、右フックで宗がダウン。2Rには左ボディ、左フックで宗が二度ダウンして試合終了。1Rにいいパンチを食ったナザロフ。その後は、同じ手は食わん、とばかりにしっかりディフェンスして強打で圧勝。宗は右ストレートは良かったが、やはりバランスが良くなかった。次の防衛戦にも勝利したナザロフ。東洋太平洋王座を返上し、南アフリカに乗り込む。)

オルズベック・ナザロフ 12R 判定 ディンガン・トベラ
WBA世界ライト級タイトル戦、1993年)

(ダウンシーン)
4R:左フックでナザロフがダウン
10R:右ジャブでトベラがダウン
(感想:ナザロフがタイトル獲得。南アフリカで行われた試合。スラリとした体型の王者トベラはスピードがあってディフェンスが上手い、相手からするとやりにくいタイプ。ナザロフは左のボディフックが強く、ディフェンスができる。ダウン応酬。最終ラウンド終了時には両者とも両手を上げて勝利をアピールしたが、パワーと連打でナザロフ。ナザロフは勝ったが目が腫れてタフな試合となった。)

オルズベック・ナザロフ 12R 判定 ディンガン・トベラ
WBA世界ライト級タイトル戦、1994年)

(ダウンシーン)
7R:左フックでトベラがダウン
(感想:ナザロフがタイトル防衛。再び南アフリカで行われた再戦。ナザロフに奪われたタイトルの奪回を目指すトベラ。ナザロフはパワー、トベラはスピード、といった展開。どちらも手数が多い。ディフェンスしながらジャブ、連打を決めるナザロフ。7Rにダウンを奪う。判定は3-0。スピードのある選手は足を使って上手く逃げたりするが、ナザロフはボディを叩き、トベラを逃がさなかった。トベラはKOされなかっただけでもマシだった。)

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