「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

懐かし系の試合を中心に日本ボクシングを紹介するブログ。映像を見た感想を書いています。

「南アフリカで世界獲得」オルズベック・ナザロフ④

WBA世界ライト級王者。キルギス出身。強打で世界王座防衛「vs. ジョーイ・ガマチェ」「vs. 朴元」「vs. アドリアヌス・タロケ」を紹介します。「日本ボクシング専門ブログ:聖龍拳」

オルズベック・ナザロフ 2R KO ジョーイ・ガマチェ
WBA世界ライト級タイトル戦、1994年)

(ダウンシーン)
2R:左フック、左右フック連打、左フックで3度、ガマチェがダウン
(感想:ナザロフがタイトル防衛。挑戦者ガマチェは二階級制覇王者(二つとも王座決定戦で獲得)。回転の速い連打が武器で、かつてこのタイトルを持っていたことがある(トニー・ロペスに王座を奪われた)。2R、ナザロフの強烈なパンチが炸裂。特に左フックが凄まじく、倒れたガマチェのダメージが心配になるほどのKO劇だった。)

オルズベック・ナザロフ 2R KO 朴元
WBA世界ライト級タイトル戦、1995年)

(ダウンシーン)
2R:左ボディで朴がダウン
(感想:ナザロフがタイトル防衛。ナザロフはこれまで20戦全勝(15KO)。挑戦者の朴はWBA9位で15勝(6KO)1分、と無敗。韓国スーパーライト級王座、東洋太平洋スーパーライト級王座を獲得している。左手を前に出す構えでジャブを打つ朴。右ストレート、左フックを使うが、攻めるときのバランスとディフェンスがよろしくない印象。ナザロフはジャブ、ボディへの左ストレート、左ストレートからの右フックといったコンビネーション。2Rの終わり頃、左ボディで朴がダウン。立てず、KO。フィニッシュがあっけなかった試合。終わるとは思わなかったタイミングでのKO。相当強いパンチだったのだろう。ただ、朴のパンチにはあまりキレがなく、「東洋王座レベルの選手」という印象も。)

オルズベック・ナザロフ 4R KO アドリアヌス・タロケ
WBA世界ライト級タイトル戦、1996年)

(ダウンシーン)
3R:左ストレートでタロケがダウン
4R:左ストレートでタロケがダウン
(感想:ナザロフがタイトル防衛。(日本人からすると変わった名前の)タロケはインドネシアの選手。これまで全勝。ナザロフが持っていた東洋太平洋ライト級王座を獲得したことがある。左を使いながら右ストレートを思い切って打っていくタロケ。ナザロフは右ジャブ、そして左でボディを叩く。3R、左ストレートを食ったタロケがうつ伏せにダウン。倒れたままのタロケがカウント中、急にスクッと立ち上がる(観客にウケていたが、ダメージが深いと思われてストップされていたら?)。その後も右で攻めるタロケ。ナザロフは連打&ディフェンス。4R、ボディ連打からの左ストレートでタロケがダウン。今度は立てず、KO。ナザロフがパワーとディフェンスで勝利。タロケは右のパンチは強そうだったが、攻撃が単発だった。ナザロフはこの試合を最後に日本を離れ、フランスへ。)

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